ベルリ・ゼナム

ベルリ・ゼナムとは、アニメイズム内のオリジナルアニメであり富野由悠季監督作品『ガンダム Gのレコンギスタ』に登場するキャラクターである。本作の主人公であり、主人公機「G-セルフ」のメインパイロット。

概要

CV:石井マーク
大陸規模の国家「キャピタル・テリトリィ」が運営する軌道エレベーター・「キャピタル・タワー」運行長官ウィルミット・ゼナムの息子であり、タワーと都市の防衛を目的とした組織「キャピタル・ガード」養成学校の生徒。飛び級出来るほどの優秀さを誇っており、デレンセン・サマターなどの上官からも注目を受けている。キャピタル・タワーでの実習において、アメリアの「海賊部隊」所属のアイーダ・スルガンが駆る「G-セルフ」と遭遇。地球圏を巻き込む争乱に巻き込まれていく。

能力

天性の才能ともいうべき反射神経を持ち、相手MSが不調ではあったものの主目的が重作業用であるMS「レクテン」を操縦して「G-セルフ」に勝利・捕縛する・初めて搭乗した「Gセルフ」を操縦して敵MSを撃退するなど、多くの活躍を見せている。刻々と状況が変化する戦場でも咄嗟に対応する・新装備を使いこなすなど、機転も効く。曲芸師のような動きでデレンセンのムチ攻撃を難なくかわす身の軽やかさも持っており、身体能力も高いようだ。

性格

常に明るく笑顔を絶やさない性格で、天真爛漫。その性格と誰とでも接する姿勢で人々から好かれ易く、交友関係は広い。序盤で海賊部隊の旗艦「メガファウナ」に所属する事になるのだが、その性格ゆえに周囲と直ぐに馴染んでいる。陽気で普段は余裕を持った態度を採る事が多い。しかし、戦場での過酷な現実に対しては辛い表情をする事も少なくない。
「スコード教」(人類が滅亡寸前にまでなった宇宙世紀の反省から科学の発展を咎める、この世界の宗教)の教えを受けており、それを信仰し尊重している。そのため、密かに新設された「キャピタル・アーミィ」に対しては疑惑と怒りを抱いており、それまで隠されてきた月の秘密についても知らなかった。

交友

• アイーダ・スルガンに対して一目惚れしており、恋心を抱いている。ベルリが戦う理由の一つが「アイーダを守るため」である。
  
• ノレド・ナグとは常に一緒に行動しており、学友からはガールフレンドと見なされている。ノレドは「クンタラ」という下層階級出身であるが、ベルリ達は差別することなく、対等に接している。
  
• ノレドと同じくクンタラ出身であるルイン・リーとも親友の間柄であるが、ルインからは親しみと同時に羨望・嫉妬の感情も向けられていた(ベルリは知らない)。ルインがマスクとしてキャピタル・アーミィに所属してからは何度か交戦し、顔も合わせているのだが、ベルリはマスク=ルインだという事を分かっていない。
  
• クリム・ニックとは共にメガファウナ防衛・月からの襲来者と戦う戦友的存在である。クリムのクセのある性格にはよく振り回されている。
  
• 母親であるウィルミット・ゼナムとは実は血が繋がっていない。しかし、ウィルミットの事を敬愛し、実の母親と思い慕っている。職務で忙しいウィルミットを心配し理解しているが、やはり子として寂しくも思っているようだ。
  
• デレンセン・サマターは養成学校時代の教官と生徒の関係であった。ベルリが海賊部隊に所属してからはお互いそうとは知らずに何度か交戦しており、宇宙空間での戦いでベルリはデレンセンの駆る「エルフ・ブルック」を撃墜してしまい、撃墜寸前の接触回線でその事実を知り涙を流した。
  

関連タグ

• 主人公
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