プログラミングパラダイム
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プログラミングパラダイムとは、ある認識体系に基づくプログラミング方法論、もしくはそれに伴うプログラミング言語の分類のことである。
概要[編集]
プログラミングパラダイムは、プログラミングに適用される方法論のうち、比較的抽象度が高く包括的で主軸となるものを指す。
ソフトウェア開発の分野が成熟するにつれ、ソフトウェア規模の増大、多人数での開発や人員不足からの習熟度による問題などの解決が求められるようになり、これらを解決するために様々なプログラミングパラダイムが生み出された。
プログラミングパラダイムは、必ずしもそれぞれが独立したものではなく、あるパラダイムの考え方の延長に別のパラダイムが作られる、という場合もある。また、扱うテーマも共通していることが多く、そのテーマについてそれぞれ別のアプローチを採ることがパラダイムの特色となる[1]。
2020年時点で、プログラミングパラダイムの種類でよく知られているものには、オブジェクト指向言語、関数型言語、手続き型言語、などがある[2]。このように、特定のパラダイムでプログラミングできるように開発されたプログラミング言語を、そのパラダイムの属性を示すために「(パラダイム名)+言語」と呼称することが多い。例えば、オブジェクト指向(パラダイム)をサポートしている言語であれば、その言語をオブジェクト指向言語と呼ぶ。一般には、プログラミングパラダイムの種類を指す場合、この名称を用いる。
複数の(主要な)パラダイムに適応しているプログラミング言語を、マルチパラダイム言語と呼ぶ。