プラスティック・メモリーズ

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プラスティック・メモリーズ』(PLASTIC MEMORIES)は、2015年4月から放送されている日本オリジナルテレビアニメのことである。

概要[編集]

動画工房制作のオリジナルテレビアニメ。『電撃G's magazine』2014年11月号より特集が組まれた。2014年10月30日にPV第一弾が公開。

2016年10月13日にPlayStation Vita用ソフトが発売予定。

ストーリー[編集]

第1話
親のコネでSAI社第1ターミナルサービスに配属された水柿ツカサ。そこでギフティアは耐用年数が約9年で、耐用年数を迎える前に所有者から引き取らないとまずいことになり、その回収の仕事を行うのが第1ターミナルサービスと知る。ツカサはアイラというギフティアと共に回収の仕事をすることになり、教育係の絹島ミチルとそのパートナーのザックの仕事に同行する。ギフティアを素直に引き渡すことができない人もおり、初めて単独で回収の仕事を行った白花チヅは、ニーナを引き渡そうとはしない。それでもニーナの想いを聞いたチヅは回収に同意するのだった。ツカサは自分は何もできていなかったということを自覚するのだった。
第2話
アイラが交渉を失敗するため、仕事が失敗続きのツカサ。ツカサはどうすればいいのかと考えて、交渉役はアイラに代わって自分がやると申し出るのだった。
第3話
アイラと同じ部屋に住むことになったツカサ。しかし、アイラは部屋ではまったくツカサに反応しないため、悩んでしまう。仕事仲間にアドバイスをもらって行動するも失敗続き。そして、カヅキの言葉を受けてアイラをデートに誘う。しかし、デートの途中で遊園地で一緒に想い出を作りたいと言うとアイラは帰ってしまう。それでも、ツカサはプレゼントを買って帰り、アイラにプレゼントとして渡すことに成功して、アイラも途中で帰ったことを謝罪するのだった。
第4話
ギフティアのマーシャを回収するためにソウタの家を訪れたアイラとツカサ。しかし、両親が亡くなってマーシャに育てられているアンドロイド・チルドレンのソウタは、マーシャがいなくなると聞いてから自暴自棄になっていた。そんなソウタを何とかしようと、ツカサたちはマーシャと一緒にソウタの誕生日パーティーを開催することを決める。アンドロイド・チルドレンという境遇に自分を重ねたミチルたちも手伝ってくれたことで、準備も進んで無事にソウタに誕生日パーティーを開くことができた。そこで、ソウタとマーシャは和解。二人はきちんとした別れをしようと決める。しかし、マーシャの前に闇回収屋の手が迫っていたのだった。
第5話
闇回収屋によって連れ去られてしまったマーシャ。救出しようとSAI社第1ターミナルサービスは捜索するも、マーシャはワンダラー化してしまっており、銃の発砲許可が出る。ツカサは何とか平和裏に機能停止しようとするも、マーシャがソウタの首を絞めてしまう。その姿をみてソウタを助けるために、マーシャに向かってツカサは銃を発砲するのだった。

登場人物[編集]

詳しくは各キャラクターページも参照。

SAI社第1ターミナルサービス[編集]

水柿 ツカサ(みずがき ツカサ)
声 - 内匠靖明
本作の主人公。高校卒業後に大手企業SAI社第1ターミナルサービスに入社する。
アイラ
声 - 雨宮天
感情を表に出さないギフティア。
絹島 ミチル
声 - 赤﨑千夏
ツカサの先輩。
ザック
声 - 矢作紗友里
ミチルと組むギフティア。
桑乃実 カヅキ(くわのみ カヅキ)
声 - 豊口めぐみ
ツカサの上司。
コンスタンス
声 - 日野聡
カヅキのパートナー。
縹 ヤスタカ(はなだ ヤスタカ)
声 - 津田健次郎
ツカサの先輩。
シェリー
声 - 愛美
ヤスタカのパートナー。
山野辺 タカオ(やまのべ タカオ)
声 - 飛田展男
ターミナルサービス課の課長。
土器 レン
声 - 拝真之介
ターミナルサービス唯一の事務員。

SAI社[編集]

鉄黒 ミキジロウ
声 - 星野充昭
ギフティアのメンテナンスをするエルの師匠。
海松 エル(みる エル)
声 - 上坂すみれ
ギフティアのメンテナンス係の女性。ツカサのことを「ツカサっち」と呼ぶ。
伍堂 シンヤ
声 - 楠大典
SAI社部長でツカサの父親の知り合い。ツカサの父親が伍堂に口を聞いたことで、ツカサがSAI社に入社できた。
アンディ
声 - 小松未可子
SAI社第1ターミナルサービスに出張しにくる。前に入っていたOSではエルと友達であり、記憶はないが再び友達となる。
第2TS課長
声 - 堀越知恵
第4TS課長
声 - 小島英樹
第5TS課長
声 - 北田理道
受付嬢
声 - 井上遥乃
SAI社でツカサが第1ターミナルサービスまでの道を聞いた受付嬢。

ギフティアと所有者[編集]

白花 チヅ
声 - 鈴木れい子
ニーナの所有者。ニーナを家族同然として可愛がっており、回収にきたツカサたちに敵意を向ける。だが、寿命を迎えて迷惑をかけたくないというニーナの話を聞いたことで回収を涙ながらに認めた。
ニーナ
声 - 久野美咲
チヅのギフティア。チヅのことが大好きで、チヅと別れたくはないが迷惑をかけたくないため、回収を受け入れていた。
岩井 ハジメ
声 - 田中完
ツカサが初めてギフティア回収の現場に立ち会った相手。別れを惜しみつつも、素直に回収に同意した。
岩井 マリ
声 - 宮沢きよこ
ツカサが初めてギフティア回収の現場に立ち会った相手。別れを惜しみつつも、素直に回収に同意した。
エドワード
声 - 江越彬紀
岩井夫妻のギフティア。耐用年数を迎えるため、回収される。
柳 ユタカ
声 - 山本兼平
マックスの所有者。第2話でツカサとアイリがマックスを回収しにきたことを告げようとするも、アイリによって一度目は失敗。再度の訪問でマックスの回収のことを聞いて、回収を受け入れる。
マックス
声 - 斉藤壮馬
ユタカのギフティア。第2話で寿命がきて回収される。
マーシャ
声 - 能登麻美子
第4話でツカサらが回収にきたギフティア。両親が亡くなったソウタを世話している。第5話で錆鼠にスタンガンで連れ去られる。その後、ワンダラーとなってしまって、錆鼠をボコボコにして逃走。破壊される。
香苗 ソウタ
声 - 福圓美里
マーシャの持ち主。第4話でツカサらがマーシャを回収に来ても投げやりな態度をとる。両親が亡くなって、マーシャも寿命で回収されるということで、みんな自分を置いていってしまうと怒っていた。しかし、マーシャらが母親の作っていたケーキを誕生日パーティーに出してきたことで和解する。
ミホコ
声 - 山口享佑子
第8話登場。
ミラベル
声 - 井上遥乃
第8話登場。
リホ
声 - Lynn
第8話登場。
アントニオ
声 - 中博史
第10話登場。マフィアのボスで、サラを回収にきたアイラに対して最後にサラと遊んでくれるように頼む。
サラ
声 - 高垣彩陽
第10話登場。アントニオのギフティア。命を狙われているアントニオの警備をしてきた。最後にアントニオとアイラと一緒に遊ぶ。
ルイス
声 - 井上遥乃
第10話登場。ツカサとコンスタンスがギフティアの回収に訪れる。

その他[編集]

錆鼠
声 - 蓮岳大
第4話でツカサたちの代わりと偽ってマーシャの回収にきた闇回収屋。第5話でマーシャをスタンガンを使って違法に連れ去るも、ワンダラーとなってしまったマーシャにボコボコにされて捕まる。
東雲(しののめ)
声 - 三宅健太
SAI社と協力しているR.SECURITYの社員。5年前にワンダラーとなってしまったギフティア(ミチルの父親)を壊すように指示した。そのときにカヅキに怪我をさせたことに後ろめたさがあり、カヅキのマーシャ回収に協力する。
ミチル父
声 - 祐仙勇
ミチルを育てたギフティア。5年前にワンダラーとなってしまったことで破壊される。
女店員
声 - 井上遥乃
第3話でツカサがアイラと一緒に服を買いに来た店の店員。
秘書
声 - 木村珠莉
第5話で登場した秘書。
医師
声 - 祐仙勇
第6話でツカサを診る。
ハーブ店店員
声 - 井上遥乃
第10話でツカサがアイラと一緒にきたハーブ店の店員。
映画(女)
声 - 堀越知恵
第12話でツカサとアイラが見た映画の出演者。
映画(男)
声 - 北田理道
第12話でツカサとアイラが見た映画の出演者。
アナウンス
声 - 井上遥乃
第13話のアナウンス。

用語一覧[編集]

ギフティア
SAI社の開発したアンドロイド。耐用年数は81920時間(約9年)。

スタッフ[編集]

  • 原作・脚本 - 林直孝
  • 監督 - 藤原佳幸
  • キャラクター原案 - okiura
  • キャラクターデザイン・総作監 - 中島千明
  • プロップデザイン・総作画監督 - 菊池愛
  • 色彩設定 - 石黒けい
  • 美術監督 - 川口正明
  • 美術設定 - 高橋武之
  • 撮影監督 - 桒野貴文
  • メカニカルデザイン - 谷裕司
  • 3D・CG - 渡邉悦啓
  • 編集 - 平木大輔
  • 音楽 - 横山克
  • 音楽制作 - MAGES.
  • 音響監督 - 土屋雅紀
  • 音響効果 - 小山恭正
  • アニメ製作 - 動画工房

主題歌[編集]

オープニングテーマ「Ring of Fortune」
作詞 - 林直孝 / 作曲・編曲 - 千葉"naotyu-"直樹 / 歌 - 佐々木恵梨
エンディングテーマ「朝焼けのスターマイン」
作詞 - 林直孝 / 作曲 - 石田秀登 / 編曲 - Tak Miyazawa / 歌 - 今井麻美
挿入歌「again & again」
作詞 - 五阿弥瑠奈 / 作曲・編曲 - 横山克 / 歌 - メロディ・チューバック

各話[編集]

話数 サブタイトル 脚本
1 はじめてのパートナー 林直孝
2 足を引っ張りたくないので
3 同棲はじめました
4 うまく笑えなくて
5 守りたかった約束
6 2人で、おかえり
7 上手なデートの誘い方
8 知らない花火
9 祭りの後
10 もう、パートナーじゃない
11 オムライスの日
12 想い出が埋まってく
13 いつかまた巡り会えますように

放送[編集]

  • TOKYO MX - 2015年4月5日から放送開始。毎週日曜0:30 - 1:00放送。

関連商品[編集]

プラスティック・メモリーズ Say to good-bye
絹島ミチル視点で描かれている漫画作品。詳しくは該当ページを参照。

外部リンク[編集]