ファニーフラッシュ
来歴[編集]
2016年3月25日生まれの鹿毛の元競走馬。大井・福田真広厩舎に所属していた。父はゴールドアリュール、母はファニーストーリー、母の父はDistorted Humor。馬名の意味は「母馬名(ファニーストーリー)の一部+「閃光」を意味するフラッシュ」である。閃光のようなスピードでカクテル光線の中を駆け抜け、ファンを愉快な気持ちにさせて欲しいという願いと、一瞬の閃きが勝負を分ける事もある競馬の世界を勝ち抜くに相応しい馬になって欲しいという願いも込められている。千葉サラブレッドセールでリアルダービースタリオンの企画馬として購買された。
2018年9月21日の能力試験にて、大井ダート800mを52秒6で合格。2018年10月8日の大井3Rで真島大輔の騎乗でデビューする。リアルダビスタファンが注目する中1番人気に推されるも3着。以降6戦目までこなした後、左腕節剥離骨折で放牧される。
2020年4月7日大井6Rで本企画通して待望の初勝利を挙げる。このレースでは1番人気に支持されるが、ファニーフラッシュが枠入りを嫌っている間に他馬が2頭放馬(うち1頭は人気馬だったが右腕節部挫傷のため競走除外)する一悶着の末、放馬した馬とのワンツーフィニッシュで決着した[1]。騎乗した繁田健一は「ゲートがとにかく大変でした。馬も賢いからどうやっても入らくなっちゃうので、ごまかしごまかし入ってくれたんですけど、馬が疲れちゃったのかキョトンとしてしまってどうなんだろうと思いましたが、競馬はちゃんと走ってくれました。 最初から2・3番手くらいのつもりで乗ってと先生には言われていて、そんなに噛まずにうまく走れました。逆に(スタートで)待った分、ガス抜きになったかもしれませんね。スピードがこの馬のいい所です」とコメントした[2]。その後1戦したところで鼻出血を発症し競走馬を引退。2022年には初仔となる父ジョーカプチーノの牡馬を無事産んでいる。2023年にはルヴァンスレーヴを父に持つ牝馬を出産している。
性格は牝馬らしく繊細でカリカリしている。気性が勝っており、口向きを制御するのに苦労するが、走り自体は安定していた。
脚注[編集]
- ↑ nankankeiba .com 大井競馬 第2日 ダ1,200m(外) (12頭) 発走時刻 17:22 C3(五)(六) https://www.nankankeiba.com/result/2020040720010206.do
- ↑ リアルダービースタリオンのファニーフラッシュ初勝利! 南関魂(高橋華代子)、2020年4月8日