ビーダル

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ビーダルは、インドカルナータカ州の都市である。

概要[編集]

インドのデカン高原にある古都。15,16世紀に、バフマニー朝ビーダル王国といたイスラム王朝の都となった。

地理[編集]

ゴーダーヴァリ川の上流、デカン高原に位置する都市。

周辺の主要都市および距離
アーメダバード(770km)
オーランガーバード(320km)
ラトゥール(110km)
インドール(560km)
アムラバティ(330km)
ナーンデード(140km)
ナーグプル(390km)
チャンドラプル(290km)
ニザマバード(100km)
ムンバイ(510km)
サングリ(340km)
ショーラープル(170km)
ビーダル ヴィシャーカパトナム(610km)
ワランガル(220km)
カリムナガル(180km)
ベルガウム(390km)
フブリ(380km)
グルバルガ(100km)
バンガロール(550km)
クルヌール(240km)
ライチュール(190km)
チェンナイ(610km)
ヴィジャヤワダ(360km)
ハイデラバード(120km)


気候[編集]

ステップ気候(BS)に属するが、サバナ気候(Aw)や温暖夏雨気候(Cwa)との境界に近い。夏も冬も日本より気温が高く、ビーダルの冬と仙台の夏は同じぐらいの気温である。

歴史[編集]

2世紀以前は、インド中部を支配したサータヴァーハナ朝の領域であった。その後国が分裂し、3-5世紀はヴァーカータカ朝が支配する。その後チャールキヤ朝が北に拡大し、主に6-8世紀に支配下となった。9,10世紀はチャールキヤ朝を乗っ取ったラーシュトラクータ朝の領土となり、グルバルガ近郊のマーニヤケータが都であった。12世紀は再びチャールキヤ朝、13世紀はヤーダヴァ朝の時代であった。

その後、ヤーダヴァ朝はイスラム勢力に滅ぼされる。14,15世紀には、バフマニー朝が支配した。1425年に、グルバルガからビーダルに遷都され、ビーダルはイスラム王朝の都となり、ビーダル城が築城された。16世紀には、バフマニー朝から独立したビーダル王国の都となるが、滅ぼされ、17世紀はビジャープル王国の支配下に入った。

以降、ビジャープル王国はムガル帝国に滅ぼされ、ほぼ統一されたインドの一都市となる。18世紀にマラーター同盟、19世紀はイギリス領であった。


交通[編集]

空港[編集]

都心から西へ4kmの所に、ビーダル空港がある。州最大の都市であるバンガロールへの直行便が一日1往復運行している。

鉄道[編集]

ヴィカーラーバード - パルリー・ヴァイジャナート線ビーダル駅があり、ハイデラバードなどインド各地への列車が発車する。

関連項目[編集]

脚注[編集]