ビーダル
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概要[編集]
インドのデカン高原にある古都。15,16世紀に、バフマニー朝やビーダル王国といたイスラム王朝の都となった。
地理[編集]
気候[編集]
ステップ気候(BS)に属するが、サバナ気候(Aw)や温暖夏雨気候(Cwa)との境界に近い。夏も冬も日本より気温が高く、ビーダルの冬と仙台の夏は同じぐらいの気温である。
歴史[編集]
2世紀以前は、インド中部を支配したサータヴァーハナ朝の領域であった。その後国が分裂し、3-5世紀はヴァーカータカ朝が支配する。その後チャールキヤ朝が北に拡大し、主に6-8世紀に支配下となった。9,10世紀はチャールキヤ朝を乗っ取ったラーシュトラクータ朝の領土となり、グルバルガ近郊のマーニヤケータが都であった。12世紀は再びチャールキヤ朝、13世紀はヤーダヴァ朝の時代であった。
その後、ヤーダヴァ朝はイスラム勢力に滅ぼされる。14,15世紀には、バフマニー朝が支配した。1425年に、グルバルガからビーダルに遷都され、ビーダルはイスラム王朝の都となり、ビーダル城が築城された。16世紀には、バフマニー朝から独立したビーダル王国の都となるが、滅ぼされ、17世紀はビジャープル王国の支配下に入った。
以降、ビジャープル王国はムガル帝国に滅ぼされ、ほぼ統一されたインドの一都市となる。18世紀にマラーター同盟、19世紀はイギリス領であった。
交通[編集]
空港[編集]
都心から西へ4kmの所に、ビーダル空港がある。州最大の都市であるバンガロールへの直行便が一日1往復運行している。
鉄道[編集]
ヴィカーラーバード - パルリー・ヴァイジャナート線のビーダル駅があり、ハイデラバードなどインド各地への列車が発車する。