ヒメダカ

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ヒメダカ(緋目高)とは、メダカの改良品種である。

概要[編集]

黒色素胞がなく、体色がオレンジ色である。生態は普通のメダカと同じである。

よく飼育される品種であり、実験に使われることも多い。

江戸時代金魚を養殖していた人物が緋色のメダカを見つけて、これを固定し誕生した。

ヒメダカは、ミナミメダカ東日本型が原種である。遺伝子解析から東瀬戸内型が混じったものも発見されており、岡山県弥富地域の養殖場で交雑したとされる[1]

近年、野外でヒメダカが発見される事例が多く報告されており、遺伝子撹乱が起きている[2]

出典[編集]

  1. 小山直人、森 幹大、中井宏施、北川忠生「市販されているメダカのミトコンドリア DNA 遺伝子構成」、『魚類学雑誌』第58巻第1号、日本魚類学会、2011年4月25日、 81-86頁、 doi:10.11369/jji.58.81
  2. 中尾遼平「日本の野生メダカ集団における 遺伝的撹乱の現状」、『日本水産学会誌』第83巻第2号、日本水産学会、2017年、 235頁、 doi:10.2331/suisan.WA2353-4