ヒドラジンは、無機物の一種であり、窒素と水素の化合物。化学式は「N2H4」。
無色の液体であり、水によく溶ける。空気と触れると白煙を生じる。人体には有害で、すぐに腐食し、中毒症状も出る。引火性があり、酸素と反応して窒素と水を生成する。
第二次世界大戦末期のドイツ空軍ロケット戦闘機「Me163」とその技術を移入した大日本帝国海軍、大日本帝国陸軍共同開発の「秋水」は、高濃度過酸化水素水と共にこの燃料とした。
近年では水素に代わり一水和物(水加ヒドラジン)が燃料電池の新燃料として注目されている。
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