バーンスター騎士団
バーンスター騎士団は、かつて日本語版ウィキペディアに彗星の如く突如出現し、一瞬の煌めきを残して跡形もなく消え去った伝説の騎士団である。
歴史[編集]
だいたいwp:Wikipedia:削除依頼/Wikipedia:バーンスター騎士団を読むと分かるのだが、歴史的には
- 2006年10月に騎士団創設。
- 同年12月に解散。
と、活動期間わずか2か月の超短命な、ウィキペディア上の自警互助組織だった。
活動内容[編集]
名前の通り「ウィキペディアに貢献のあった利用者にバーンスターを贈る(会話ページに貼り付ける)」という活動が主だったし、実際それだけやってれば何の問題もなかったはずなのだが
- 騎士団独自のバーンスターを無制限に作成、増加させる
- 騎士団独自のルールを事細かく制定する
といった暴走行為に走った結果、団員の拠り所となっていたwp:Wikipedia:バーンスター騎士団ページそのものに対して削除依頼が提出され、コミュニティから騎士団の存在そのものに疑問符の連続を突きつけられた結果として削除依頼の審議コメント群に団長自ら解散宣言文書を投稿、ページ削除と同時に騎士団解散に至った。
なお、削除依頼中には妥協案として「利用者同士が個人的に行う(ユーザーボックスのような、緩やかな)同士探し程度なら許容可能」という案も出ているのだが、団長閣下はこれを一蹴した上で解散の道筋を潔く選んでいる。
何が問題だったの?[編集]
騎士団の活動期間は2か月強に過ぎない、という点に先に留意して頂きたいが、
- ウィキペディア上のページは「ウィキペディアの最終目標である世界一のインターネット百科事典を作り上げるという目的に沿っている場合のみ誰でも自由に利用出来る(Foundation:Terms of Use/ja / wp:ja:Wikipedia:ウィキペディアは何ではないか)」という根本的な利用規則を無視して「独自認定団体の活動場所」として組織運営規則の制定議論など「目的外利用に終始」していたから(というか、そもそも利用前提規則そのものを知らなかった可能性大)。
- 団員に対し参加資格や宣誓、団員資格の停止ルールなどを独自に定めたことで「まるでウィキペディア公式の認定団体」のように振る舞ったから。
- 団員規則なる「ウィキペディアの中立性観点とは異なる(部分的に矛盾する)規則の遵守を団員に求めた」ことで「ウィキペディア上にある、ウィキペディア方針に従わない、ウィキペディア公式方針とは別の独自規則遵守を求める謎の自警集団」と(事実上)認定されたから。
…などの理由がある。
また活動の結果として「本来的にはバーンスターを贈る文化(元々は西洋の既存文化)やバーンスターそのものには何ら問題がないにも関わらず、(種類の粗製乱造や贈呈の乱発行為により)それらの行為全般が問題を多く抱える忌避すべき行為であるとの印象を強く刻み、バーンスターそのものの価値を貶めた」という側面を持つ。
要するに[編集]
噛み砕いて一言で言い表してしまうならば「ウィキペディア(という、世界最大のWEB『百科事典』)上でやらなければ笑い話で済んだ、なりきりロールプレイ、ごっこ遊び」かと思われ。
2018年以降は同種行為を行ったならば恐らくごく短期間で「団員自身が(コミュニティの消耗を招く、wp:ja:WP:CIVに明確に違反している)荒らしとして認定される」という結果になると思われ、良くも悪くも『古き良きウィキペディア黎明期の昔話』である。
なお、ここエンペディアでは「騎士団創設(や、それに類する自警団組織の創立)が禁止(否定)されていない」ので、もしかしたらそのうちEnpedia:エンペディア騎士団なんてものが創設される未来もあるかもしれない[1]。
注意点[編集]
- この当時(2006年)は荒らしという認定指針(荒らし手法の解析)が現在よりも非常に曖昧で、ウィキペディアの荒らし対処、対策自体も統一化されていたわけではない歴史的側面にも留意。
- 元々ウィキペディアではあいさつ同好会のように「特定の目的を持ったユーザー集団(コミュニティ)」の形成は禁止されていない。広義的にはプロジェクトもユーザーコミュニティの一種。
脚注[編集]
- ↑ 実際、「Rest:エンペディア帝国騎士団」なるものがある。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- wp:Wikipedia‐ノート:バーンスター騎士団 - 設立から解散に至るまでの活動内容が議論として現存している。
- wp:Wikipedia‐ノート:自警団 - 騎士団解散後にwp:Wikipedia:削除依頼/Wikipedia:自警団により削除された私設団体ページで、本騎士団と発起人が同一人物であり、活動内容、所属者が本騎士団と大幅にカブっていた。