バルク品
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バルク品とは、内蔵光学ドライブやHDDのように、あらかじめ製品に組み込んで別の商品として販売するものを単体で販売している商品のこと。パソコンショップなどで目にすることが多いものの、食品や医薬品のバルク品もある[注 1]。本稿では主にパソコン部品としてのバルク品について記述する。対義語は「リテール品」。
概要[編集]
前述のように、ほかの装置に組み込むことを前提とした商品のため、一部を除いて個別の説明書や包装が存在しない[注 2]。当然サポートもなく、「理解できる人向け」の商品である。機器製造側としては在庫が捌け、ユーザー側としては安く購入できる利点がある。簡易包装による輸送時の破損がデメリットとされていたが、近年ではリテール品も簡易包装の場合があり、主なデメリットは附属品の有無と保証程度である。 怪しいメーカーの製品をバルク品と称し販売していることもあり、こういった粗悪品のイメージがバルク品のイメージになっていることもある。
よくある誤解[編集]
以下にPCパーツにおける例を挙げる。
- バルク品は開封品だから新品ではない
- 開封品というより、そもそも包装されていないものを簡易包装しているだけである。基本的に未使用の新品であることに変わりはない。
- バルク品は返品された商品
- 前述の通り、新品を簡易包装して売っているため返送品ではない。ただ、某密林のように返送品をそのまま新品として出荷するような店舗の場合はわからない。
- バルク品は性能が劣る
- 必ずしも正しいとは言えない。バルク品とリテール品は基本的に同じものである。一部はOEM向けに性能を落としていることがあるのも事実であるものの、逆に性能が良いものが紛れ込んでいるという噂もある。