ハートリー (小惑星)
小惑星(4768)ハートリー(Hartley)は、メインベルト小惑星の1つである。
イギリス生まれでオーストラリアの天文学者マルコム・ハートリー (Malcolm Hartley, 1947年2月15日 - ) にちなんで命名された。直径約34kmで、5.65年の周期で太陽の周りを公転している。
ハートリーは、サイディング・スプリング天文台などで、14個の彗星や多数の小惑星を発見している。そのうち、103P/ハートリー第2彗星は、探査機エポキシによってその核が近接撮影されている。
「ハートレー」、「ハートレイ」と書かれることが多いが、本人は「ハートリー」と発音していることが確認されており、「ハートレー彗星」、「ハートレイ彗星」は誤表記である。ウィキペディアの記事では、間違っている多数派に合わせるという編集ルール自体に問題があるため、誤りの指摘が反映されないという状態になっている。
命名文[編集]
Named in honor of Malcolm Hartley, deputy astronomer in charge of the U.K. Schmidt telescope at Siding Spring, with which this minor planet was discovered. Among his own discoveries are the Amor object 1988 SM and ten comets, eight of which are of short period. [Ref: Minor Planet Circ. 18464]
軌道要素[編集]
元期 = 2023年9月13日 (JD 2460200.5)
軌道長半径 = 3.1730768 天文単位
近日点距離 = 2.414471 天文単位
遠日点距離 = 3.9317 天文単位
離心率 = 0.2390757
公転周期 = 5.652 年
軌道傾斜角 = 20.078579度
昇交点黄経 = 320.4253725度
近日点引数 = 26.355793度
平均近点角 = 52.887089度
絶対等級 = 11.62
出典[編集]
- 小惑星センター
- Minor Planet Circ. 18464
- YouTube発音サイト"Hartley"
- ウィキペディア:マルコム・ハートレー
- ウィキペディア:ハートレー第2彗星
- ウィキペディア:ノート:ハートレー第2彗星