ハンス・ヨアヒム・マルセイユ
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ハンス=ヨアヒム・ヴァルター・ルドルフ・ジークフリート・マルセイユ(Hans-Joachim "Jochen" Walter Rudolf Siegfried Marseille、1919年12月13日 - 1942年9月30日)は、ドイツ空軍の戦闘機パイロットである。
概要[編集]
搭乗機はメッサーシュミット Bf109。アフリカ戦線で活躍。通称「アフリカの星」。撃墜数158機。1942年、故障した戦闘機からの脱出に失敗して死亡した。享年22歳。
父親も軍人である。
人物[編集]
- 第二次大戦頃のレシプロ戦闘機による機銃を使った空中戦では、後方から可能な限り敵機に近付いて銃撃する(ハルトマンはこの戦法を好んだ)のが普通だが、マルセイユは飛行中の敵機の未来位置に向けて横から銃撃し、命中させることにおいて天才的な才能の持ち主であったという。
- 柏葉剣付きダイヤモンド騎士鉄十字章の受章が決まっていたが受章前に死亡した。イタリアからも最高軍事勲章、戦功金章を受章している。
- 軍規違反の常習者で、自分勝手な行動が大好きで、何をしでかすか誰にも予想できなかったという。飛行中に道に迷い車道に着陸して道を尋ねたという伝説の問題行動も起こしている。
- 女ったらしの遊び人で軍から脱走(女と駆け落ち)したこともあったが、戦績があまりにも優秀なため処罰を免れている。
- 敵機を撃墜した後には、自動車を運転して自分が撃ち落とした敵を救助に行くなどの騎士道精神も見せた。
- 宗教改革直後の混乱期に、カトリックからの迫害を避けるためにフランスからドイツに移住したプロテスタントの子孫である。姓がフランス風なのは、そのためである。
- ドイツの軍人中、女にモテることNo.1。総統閣下には内緒だが、総統閣下よりも女にモテたという。
- メッサーシュミットBF-109は速度性能に優れた戦闘機であったが、マルセイユは低速での戦闘を好んだ。速度を落として旋回性能を向上させるという裏技を使っていたのである。