ハイブリッドバス

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ハイブリッドバスとは、ハイブリッド車のバスのことである。

概要[編集]

主にCO2などの有害物質を削減する目的で導入される。

CNGバス燃料電池バスと異なり、専用の燃料を必要とせず、通常の路線バスと同様の軽油とアドブルーのみで走行できる[注 1]。しかし、電気バスや燃料電池バスと比べると削減量が劣るため、近年はこの2つに移行する事業者が増えている。

1990年代にいすゞ・三菱ふそうから蓄圧式のハイブリッドバスが販売されたが、あまり環境に対する効果がなく使いづらかったためか、晩年はハイブリッド機構が停止される場合が多く、他社への移籍もほとんどなかったため、そのころのハイブリッドバスはほとんど現存していない。また、日野からはマイルドハイブリッドのHIMRが発売されている。HIMRについてはマイルドハイブリッドが功を奏したのか晩年は使用停止されるということはなく、ハイブリッドバスとして寿命を全うしており、一部の車両は地方に移籍した。この頃のハイブリッドバスは床下にバッテリーなどが搭載されている。

2000年には電気式ハイブリッドのエアロスターが三菱ふそうにより開発され、2004年から2010年にかけて正式に販売されたものの、完全なシリーズ方式[注 2]で電気モーターの重量が嵩むなど、やはり使いづらかったのかほとんどの車両は廃車・解体されている。屋根上にバッテリーを搭載。

2005年には日野からブルーリボンシティのハイブリッドノンステップバスが販売された。HIMRに引き続きマイルドハイブリッドを搭載したが、低床化に伴いバッテリーの搭載位置が屋根上に変更された。こちらはMTやマイルドハイブリッドを採用したことにより使いづらいなどということはなく、ほとんどの事業者で10年以上活躍している。特に名古屋ガイドウェイバスの気動車の代替でもこのバスが採用された。2015年のブルーリボンハイブリッドに移行するまで発売された。

問題点[編集]

ディーゼル車両と比較してパワーがなく、ハイブリッド電池が重いため、加速性能が劣る。特に坂道が多い環境で使用すると、バッテリーにかなり負担がかかり、故障に繋がる。バッテリーの修理や交換にはかなりの金額がかかるため、維持費用が嵩んでしまう。そのため、都営バス京王バスの一部営業所では早期にハイブリッド車両の除籍を行っているほか、京成バスでもシャトル☆セブンで使用していたハイブリッド車両を7~10年程度で除籍している。

注釈[編集]

  1. 2004年以前に製造されたものについてはアドブルーが必要ない場合もある(尿素SCRシステムが搭載されていないため)。
  2. エンジンは発電のみで直接駆動しないタイプのこと。

関連項目[編集]