CNGバス
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CNGバスとは、圧縮天然ガスを使用して走行するバスのことである。
概要[編集]
1990年代より登場した。圧縮天然ガスによりディーゼルバスよりも排気ガスの有害物質が削減され、環境にやさしくなっている。
1990年代から2000年代にかけて導入が進んだが、後述の理由により、ほとんどが廃車後解体されている。
低床車の場合は床下にタンクを載せることができなかったが、屋根上に載せることによって解決した。屋根上に載せたものについては大きなタンクが搭載されていて特徴的であることから、バスファンから人気がある。
問題点[編集]
15年ごとにガスボンベを交換しなければならないが、ガスボンベを交換するのにはコストがかかり、15年ほど経つとほとんどの場合より燃費のいい新型バス車両が登場するため、わざわざ交換する必要がなく、10〜15年程度でCNGバスはほとんどが廃車・解体される。
また、近隣に天然ガスステーションがない場合は自前で設置しなければならないため、大都市圏でないと導入するのが難しい[注 1]。
このような問題点から、近年の環境にやさしいバスはハイブリッドバス、燃料電池バス、電気バスが主流であり、CNGバスは国内のバスのラインナップからは消滅している。
注釈[編集]
- ↑ これは水素で走行する燃料電池バスにも言えることであり、近隣に水素ステーションがない場合は自前で設置する必要が生じる。