ハイパーヨーヨー

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ハイパーヨーヨーとは、日本玩具メーカーであるバンダイが発売していた競技用ヨーヨーのシリーズである。

概要[編集]

日本国内においてバンダイが発売していたヨーヨーであるが、アメリカなどで著名なヨーヨー製品をOEMとして販売していたものがほとんどである。しかし、それらのヨーヨーの特性を分類し、初心者用から上級者用、またはストリングプレイに向くかルーピングプレイに向くかなどをまとめ上げただけではなく、プロのヨーヨープレイヤー(プロスピナー)とタイアップし競技会を全国で開催するなど一大ムーブメントを巻き起こした。

1997年の展開以降、散発的に展開を見せているものの第1期ほどの流行は巻き起こっていない。一方、2024年7月には令和初の展開となる第4期が展開される予定である。

展開[編集]

第1期(1997~2000)

2024年時点で最も盛り上がった物であり、社会現象化したほどである。テレビ番組でもヨーヨーコーナーが設けられており、特にプロスピナーである中村名人(中村謙一)氏がトリックの実演や解説などを行っていた。この時期のバンダイは広範囲なプロモーションを行っており、テレビだけではなくコロコロコミックなどでもヨーヨー特集やヨーヨーを主題とした漫画が連載されたりしていた。また、全国で競技会やイベントが行われ、その際に認定トリックをクリアすると景品がもらえたりしていた。

ピークは98年から99年初頭と言われており、一つのイベントで4万人を動員することもあったという。また、このころにヨーヨーに触れたプレイヤーが後のプロスピナーひいては世界チャンピオンになったこともあり、ヨーヨー大国日本の礎を作ったといっても過言ではないだろう。

第2期(2003~2005)

最も短く、そして最も知名度の低い時代のハイパーヨーヨーである。商品数も少なく、価格も第1期の終盤のような高価格路線ではなく、低価格路線であった。一方、第1期プレイヤーからすればメタルベアリング機種がかつての半額で買えるようになったこと、当時は廃盤となっていたダンカン・フリーハンドを復活させたきっかけになっており、後のフリーハンドZERO誕生の契機となったことからもヨーヨー史において重要な役割を担っていることもある。

第3期(2010~2014)

平成最期の展開であり、すでに普及していたインターネットを利用したプロモーションも行っていたため認知度は規格的多い。 また、ヨーヨーのラインナップもこれまでの定番であったヨメガダンカンに加え、新たにヨーヨーファクトリー製のヨーヨーやバンダイ自社製のヨーヨーも加入するなど変化に富んだラインナップとなっている。一方、インターネットの普及に伴ってハイパーヨーヨー以外の高性能ヨーヨーや本格的な競技イベントの認知も進み、ハイパーヨーヨーが初心者向けとして認知されてしまったこともある。その後、2013年にはシェアの減少やブームの終息もみられ、歴代最長の4年というプロモーションの幕を閉じることとなった。

第4期(2024~)

2024年6月にバンダイから新たなハイパーヨーヨーの誕生が発表され、同年7月20から第1弾となるハイパーヨーヨーアクセルが発売される予定である。

関連項目[編集]