フランツ・ヨーゼフ・ハイドン
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- 交響曲「驚愕」第2楽章
フランツ・ヨーゼフ・ハイドン (Franz Joseph Haydn 1732〜1809) はオーストリア(当時は神聖ローマ帝国)の古典派音楽の作曲家である。単に「ハイドン」と言った場合は、弟のミヒャエルではなく、このフランツ・ヨーゼフ・ハイドンを指す。主にハンガリー貴族のエステルハージ家の音楽家として生活し[1]、のちにウィーンやロンドンで活躍した。104曲を超える交響曲、80曲以上の弦楽四重奏曲、現在は失われた楽器であるバリトン三重奏曲、チェンバロ三重奏曲、ヴァイオリン協奏曲(4曲)、ピアノソナタ、オラトリオ「天地創造」「四季」といった多数の作品を作曲し、古典派音楽の様式を成熟させ、「交響曲の父」「弦楽四重奏曲の父」とも呼ばれる。
静かな曲の途中で突然大きな音を出す交響曲「驚愕」(びっくり協奏曲)、演奏者が一人ずつ退場する交響曲「告別」(さよなら交響曲)、第二ヴァイオリンとチェロが時計の振り子のような動きをする交響曲「時計」など、通称のついた楽曲が脚光を浴びがちだが、98番や99番など通称のない交響曲にも傑作は多い。なお、当初はヨーゼフ・ハイドンの作とされていた「おもちゃの交響曲」は、後に弟のミヒャエル・ハイドン作とされ、その後はヴォルフガング・アマデウス・モーツァルトの父であるレオポルト・モーツアルトの作であるとされたが、現在ではエトムント・アンゲラーの作品であるとされている。
モーツァルトより24年早く生まれた作曲者で、それ故後期バロックから古典派にまたがる作曲家といえる。