ニューカレドニアオオグソクムシ

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ニューカレドニアオオグソクムシ
分類
スナホリムシ科
オオグソクムシ属
ニューカレドニアオオグソクムシ
名称
学名Bathynomus richeri
Lowry & Dempsey, 2006
和名ニューカレドニアオオグソクムシ
保全状況


ニューカレドニアオオグソクムシとは、グソクムシの一種である。「バシノモス」とも呼ばれる。

形状[編集]

体長178 mmになる。目の上にある隆起は不連続。

日本近海に生息するオオグソクムシよりも色白で大きくなる。

近縁種のダイオウグソクムシやBathynomus crosnieriに似る[1]

生態[編集]

名前の通りニューカレドニア南部沖の水深530~660mに生息する。

人間との関係[編集]

2006年にローリーとデンプシーによって新種記載された。

2013年ラグーン水族館が本種を鳥羽水族館に寄贈し、館内の「へんな生きもの研究所」で日本初展示された[2]

2018年5月21日に放送された『「爆笑問題の深海 WANTED」~ニューカレドニアで世界初の快挙!連発SP~』では、本種を捕獲している映像が放送され、捕獲された個体は沼津港水族館に展示された。

名前[編集]

ニューカレドニアオオグソクムシ」という名前は、鳥羽職員の職員が名付けた[2]

別名の「バシノモス」は、沼津港水族館の職員が学名から名付けた名前であり、属名のBathynomusが語源である[3]

種小名richeriは、Bertrand Richer de Forgesに由来する[1]

脚注[編集]

出典
  1. a b James K., Lowry; Kate, Dempsey (2006). “The giant deep-sea scavenger genus Bathynomus (Crustacea, Isopoda, Cirolanidae) in the Indo-West Pacific”. Mémoires du Muséum national d'Histoire naturelle 193: 163-192. https://research.nhm.org/pdfs/38866/38866.pdf. 
  2. a b もりたき (2013年7月13日). “日本初!ニューカレドニアオオグソクムシを公開しました”. 鳥羽水族館 飼育日記. 2023年3月4日確認。
  3. タイユー (2017年5月24日). “日本のよりは大きい”. 沼津港深海水族館・シーラカンスミュージアム公式ブログ. 2023年3月4日確認。