ナガタニシ(長田螺,Heterogen longispira)とは、原始紐舌目タニシ科の巻き貝である。
殻高は60mm、殻径27mm。
貝殻がカワニナのように細くて高くなる。螺層はあまり膨らない。
貝殻は灰黒色で、蓋は赤褐色。他のタニシよりも胎児が殻高10mm弱と大きい。
滋賀県・京都府・大阪府の琵琶湖水系にのみ分布する。
琵琶湖では、南部に多い。特に水深2~10mの砂泥か泥底の所に多い。
年中繁殖する。殻長25mmで性成熟する。
河川改修や水質汚濁により数を減らしている。
大阪府では、長らく確認されていないため、絶滅種としている。