ドナウ川のさざなみ

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ドナウ川のさざなみ (ドナウがわのさざなみ) は、ヨシフ・イヴァノヴィチが1880年に作曲したワルツである。

エミール・ワルトトイフェルの編曲バージョンがパリ万国博覧会[1]で演奏され、一躍有名になった。

発車メロディとして[編集]

1978年から、近畿日本鉄道(近鉄)の近鉄名古屋駅で、特急列車の発車メロディとして使用が開始された。なぜこの曲なのかは不明。また1978年当時は発車メロディという存在がまだ無名だったため、非常に珍しいものとなった。[2]

歴代バージョン[編集]

初代バージョン[編集]

1978年から1989年まで使用。本物の楽器を使用したオーケストラ音源であるが、晩年はテープの劣化が激しくなり使用を終了した。

2代目バージョン[編集]

1989年から2016年の26年間使用された。その長い仕様期間から、むしろ鉄道ファンに一番有名ではないのか。防災無線のTOA蓮田系音源に似た電子音で、オーケストラのような重厚感はないものの名曲となった。また、放送が更新されて、メロディ、発車放送の後にブザーが追加された。かつては行き先問わずすべての特急でメロディが流れていたが、2015年に、同駅の伊勢志摩方面の特急列車のメロディーが西野カナの「Call Me Up」に変更されると、一時的に大阪方面行きのメロディとなった。その後、伊勢志摩方面のメロディが、映画「八十日間世界一周」より,「Around the World」に変更され、正式に大阪方面行きのメロディーとなった。(ただし、最終の津行特急はAround the Worldを使用。)これと当時に2代目バージョンは使用を終了した。

3代目バージョン[編集]

2016年から使用している。電子音ながらも、初代のオーケストラ風音源となった。また当時はアーバンライナー(甲特急)や一般特急(乙特急)問わず使用していたが、2020年3月に新型名阪特急「ひのとり」の運行が始まり、専用メロディ「ひかりの鐘」の使用が開始された。そして、1年後にはすべての甲特急が「ひのとり」、乙特急が「アーバンライナー」となり、実質アーバンライナーの専用メロディになった。また、このバージョンは、近鉄の公式YouTubeでマスター音源を聴くことができる。[3]

放送文面[編集]

このメロディの前には、学校のチャイムこと、「ウェストミンスターの鐘」とセットで流れる。(Around the Worldも同様。)

初代バージョン[編集]

本物の鐘の「ウェストミンスターの鐘」が流れて、メロディが始まる。発車放送はメロディに被ることもある。

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ウェストミンスターの鐘→メロディ開始→「5番乗り場から、賢島行き特急が発車致します。次は、宇治山田まで止まりません。」→メロディ終了

2代目バージョン[編集]

メロディの最初は初代と同様。

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放送更新前[編集]

ウェストミンスターの鐘→メロディ→「お待たせいたしました。5番乗り場から、大阪難波行き、ノンストップ特急が、発車いたします。次は、大阪の鶴橋まで、止まりません。」→ブザー

放送更新後[編集]

ウェストミンスターの鐘→メロディ→「5番乗り場から、大阪難波行き、特急が、発車します。」→ブザー

3代目バージョン[編集]

放送内容は2代目の放送更新後と一緒

脚注[編集]

  1. ドナウ川のさざなみ
  2. その後1988年にJR東日本で発車メロディの使用が開始された。
  3. Youtube動画リンク