トランプ氏銃撃事件
トランプ氏銃撃事件(トランプしじゅうげきじけん)とは、2024年7月13日、アメリカの元大統領にして、次期大統領最有力候補のトランプ氏が銃撃されて負傷した事件。
概要[編集]
ペンシルベニア州バトラーで2024年7月13日、夕方、演説していたトランプ氏が銃撃を受け負傷した。
銃弾はトランプ氏の右耳上部を貫通。トランプ氏は命に別状はないという。
なお、聴衆も一人が死亡。二人が重傷を負った[1]。
銃撃した犯人(トーマス・マシュー・クルックス)は、シークレットサービスに射殺された。
使われた銃[編集]
情報が錯綜しているため一つに絞り込めず複数に纏めた
纏め①:この事件で使われたのはスターム・ルガー社のAR-556。
AR-556は、AR-15系のアサルトライフルに似ているがフルオート射撃ができるものではなく、民生用にセミオートライフルとして製造されているものである。
事件で使われた銃は、AR-556シリーズの内、全長が短く造られたAR-556ピストルであるという情報もある。尚、AR-556ピストルは銃身が短目に造られているために便宜的にピストルと名付けられているが、拳銃とは別物でライフル銃に近いものである。
纏め②:使われたのはAR-15。
纏め③:使われたのはAR-15以外のAR-15に似たアサルトライフル。
纏め④:使われたのはAR-15に似た形状の民生用のセミオートライフル。
①の問題点:スターム・ルガーAR-556が使われたという情報が確かなものか不明である。犯人は120メートル以上の距離から銃弾をトランプ氏に(致命傷ではないが)命中させており、銃身の短いタイプが使われた(あり得ないことではないが)とは考えにくい。
②の問題点:AR-15は、アメリカ軍が正式に採用する前のM-16の名称であり、現在、製造されているのは、その改良型や、それを模倣した銃である。
③の問題点:セミオートライフルならばともかく、フルオート射撃ができるアサルトライフルを入手することは困難である。
④の問題点:④は、ほぼ間違いない。しかし③と④は銃の種類の特定が大雑把である。
その他[編集]
- 犯人の車からは爆発物も見付かっている
- トランプ氏は銃撃の一瞬前、モニターを見るために頭を動かしていた。この動きが生死を別けたと言われている。
- 言うまでもないが、トランプ氏が頭を動かしていなかったら、あるいは、トランプ氏から見て弾道が僅かに左寄りだったら、銃弾は頭部に当たりトランプ氏は致命傷を負っていた。
動画[編集]
関連項目[編集]
脚注[編集]
- ↑ 日本経済新聞 トランプ氏「暗殺未遂」で捜査 容疑者と聴衆1人死亡2024年7月15日閲覧。