デフォルト (金融)
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デフォルトとは、国家や企業など債券の発行体が、財政状況の悪化から債券の利払いや元本返済を停止することである。多額の国債を発行している国が一方的に不払いを宣言すると、債券を保有する金融機関などが損失を被ることになるため、事前に債権者と返済繰り延べなどを交渉することが多い。債務不履行(さいむふりこう)と言われることも多い。なお、支払い能力があるのに払わないことはテクニカルデフォルトと言われる。英語では「Default」。利払いの一時的な遅延から、元本が完全に返済不能となることまで幅広く指す。社債のデフォルトを契機にして発行企業が経営破綻に追い込まれ、金融機関や投資家が多額の損失を被ることが多く、デフォルトが連鎖して金融市場全体が混乱する恐れなどもある。