テレビ馬

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テレビ馬(てれびうま)とは、競馬における日本ダービーなどの大レースで、運よく滑り込みで出走できたような人気薄のが「テレビによく映るから」との理由で後続を大きく離して逃げる馬のこと。

しかし最後の直線に入る頃にはすでに後続に飲み込まれていることが多い。なぜ玉砕覚悟でそんなことをしていたかというと「どうしても日本ダービーに出走させたい」という陣営も多かったためであった。無理をしてでも日本ダービーに出走させ、そこで大逃げを打てば名前を覚えてもらえることもあるからである。

テレビ馬は現在はほとんど存在しなくなった。その理由は短距離路線が確立されたことと出走制限が厳しくなったことにある。

短距離路線[編集]

1996年に3歳馬のGIで1600mの距離で争われるNHKマイルカップが創設され、2400mで行われる日本ダービーや優駿牝馬では距離が長いと思われる馬が出走してくるようになった。

出走制限[編集]

また1970年代から1980年代は、日本ダービーは最大28頭まで出走可能だったため、成績不振な馬でも出走できる可能性が高かったが、現在は最大18頭までしか出走できない。