チリ・コンカーニ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

チリ・コンカーニは料理のひとつとして知られている。日本語における表記は曖昧で、「チリコンカーニー」「チリコンカン(日本語のネット上ではこれが多い)」「チリコンカーン」「チリ・コン・カルネ」「チレ・コン・カルネ」もあるが、単に「チリ」と呼ばれることもある。原語はスペイン語とされるが、「カタロニア語(カタルーニャ語)」なのか「イスパニア語(いわゆる「スペイン語」)」なのかは不明。豆としてはチリビーンズ(キドニービーンズ)が」使われるらしいが、豆の種類にはバリエーションがある。

概要[編集]

タコスの具にしたりコッペパンの具にしたり米飯(ライス)にかけたり、パスタにかけるなどいろいろある。ネット検索でレシピを調べると多様な用いられかたをしている。真面目にチリの源流を調べた研究者がアメリカにはいなかったらしい。たぶんメキシコに入植したアメリカ人が共和国に独立し、アメリカとメキシコを併合した経緯があるので、一般的にはテクス・メクス料理(テキサス風のメキシコ料理)とさる。
『刑事コロンボ』の舞台はロザンゼルスであるが、コロンボもチリを愛食している。ロサンゼルスを擁するカリフォルニア州はメキシコ国境に接している。
カリフォルニア州は総じて移民が多く。「コロンボ」の名からコロンブス(つーてもコロンブスの本名はコロンボ)を連想して「スペイン料理」っぽいイメージがある(チリ・コンカーニは元はスペイン語だったという)が、コロンブスはイタリア出身でスペインの支援によってアメリカ大陸を発見したので、そのイメージともごっちゃになっているのかもしれない。
ネット上で(日本語による)レシピを検索すると、「挽肉と玉葱(おそらくヘットで炒める)を水で戻したチリビーンズとともに一時間ほど煮込んで適当にチリペッパーや塩などで味をつける」というのが基本であるらしい。この「挽肉」は「牛のクズ肉のミンチ」であるかもしれない。豚だとユダヤ人が食えないからである。東海岸にはユダヤ系富裕層が多く、西海岸には貧乏移民が多く住んでいるイメージがある(実際はそう貧乏でもないが、移民が多いのは確かである。イスラエル・アラブ・臺灣・フランス・ドイツ・ベトナムとうちら日本人がいた)ため、貧乏料理に類されそうに思う。 メキシコ料理の影響としては、「トマト味で豆を煮込み、トウガラシなどで味を調える」「タコスに合う」「ビールよりはスピリッツに合う」などの点がみられる。