チョロQ (ゲーム)

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チョロQとは、タカラトミー製の玩具であるチョロQをモチーフにしたゲームソフトのシリーズである。

概要[編集]

1996年3月に初代PlayStation向けに発売されたチョロQを皮切りに様々なチョロQのゲームが発売されてきた。パブリッシャーはタカラトミー(旧:タカラ)であるものの、デペロッパーとして複数の開発会社からリリースされているという特徴がある。PlayStaionの発売からリアル系のレースゲームが増える中、コミカルでいながらやりごたえのある難易度とやりこみ要素から根強い支持があった。

メインシリーズ[編集]

ここではレースや街の探索を主軸としたものをメインシリーズとし、該当するものを記述する。

PlayStation系[編集]

チョロQ
  • 1996年3月22日発売
  • BGMの作曲者:中野恭宏、田辺文雄
  • 対応機種:プレイステーション(初代)
  • 開発元:タムソフト
  • 「チョロQ」シリーズ第1作目。チョロQのゲームシリーズの基本(ベーシック)モデル。「チョロQ1」や「無印」と表記されることもある。
チョロQ VER.1.02
  • 海外版:Penny Racers
  • 1996年12月6日発売
  • BGMの作曲者:中野恭宏、田辺文雄
  • 対応機種:プレイステーション(初代)
  • 開発元:タムソフト
  • 一作目「チョロQ」の廉価版(PlayStation the Best)。
  • ボディにC-CARやきかんしゃが追加される、オープニングデモに登場する「ブラックマリア」のエンジン音が違うなど多少の変更がある。バグについても多少改善されている。
チョロQ2
  • 1997年2月21日発売
  • BGMの作曲者:梅垣留奈、田辺文雄、本山明燮。旧コースについては中野恭宏。
  • 対応機種:プレイステーション(初代)
  • 開発元:タムソフト
  • 「チョロQ」シリーズ第2作目。
  • 前作「チョロQ」よりも要素が大幅に追加され、一部機能が修正されるなどより遊びやすく、よりボリュームが増加した。一番の売りは「チョロQタウン」という街を自由にドライブできる探索要素である。また、ボディやパーツの種類、コースの種類も大幅に追加された。また、チョロQタウンのある場所へ進入することによって、「旧コース」の項目が出現され、前作のコースの一部を走ることができる。
チョロQ3
  • 1998年2月19日発売
  • BGMの作曲者:梅垣留奈、田辺文雄、本山明燮、石村睦 / サウンド・エンジニア:中野恭宏
  • 対応機種:プレイステーション(初代)
  • 開発元:タムソフト
  • 「チョロQ」シリーズ第3作目。メインとなるレースの他、探索要素であったチョロQタウンがチョロQシティとなりより大きくなった。ボディの数も100種類に増え、ボディやイベントの収集がやりこみ要素として本格的に実装された。
チョロQワンダフォー!
  • 1999年8月5日発売
  • 対応機種:プレイステーション(初代)
  • 開発元:E-GAME
  • メインストリームとしては初代PS最後となる作品である。がらりと変わった操作感や世界観が賛否両論を巻き起こした。

任天堂系[編集]

チョロQ64
  • 1998年7月17日発売
  • 対応機種:NINTENDO64
  • 開発元:ロコモティブ
  • チョロQシリーズ初の任天堂ハード向けゲームである。レースを勝ち抜き、自分の車を強化するのはおなじみだが、パーツの入手法はライバルカーが持っているパーツを奪い取るシステム。コースエディット機能もあったとか。
チョロQ64 2 ハチャメチャグランプリレース
  • 1999年12月24日発売
  • 対応機種:NINTENDO64
  • 開発元:ロコモティブ
  • 前作よりクオリティが大幅に向上しており、合わせて攻撃パーツなども大量に増加された。64GBパックを使用すればチョロQ ハイパーカスタマブルGBと連携ができる。
チョロQ!
  • 2002年12月19日発売
  • 対応機種:ゲームキューブ
  • 開発元:シーエイプロダクション
  • おもちゃ感を前面に出しつつも「バトル」についてはより過激に。製作会社が変わったためかマリオカート風な攻撃スタイルに変化した。一方でチューニングパーツもPS系のように豊富に用意されている。
チョロQ Wii
  • 2008年2月28日発売
  • 対応機種:Wii
  • 開発元:バーンハウスエフェクト
  • 2023年現在最後に発売されたチョロQのゲームである。グラフィックもよく、70種類のボディが収録されている。新たにチャージシステムという、Wiiリモコンを振ることで一時的にチョロQの性能を上げることができる「切り札」的なシステムが採用された。リアルチョロQにもあるコインホルダーを装着できる数少ないゲームでもある。一方でボリュームが少ないとの声もある。

派生シリーズ[編集]

ここでは車以外のチョロQがメインであったり、レースではなくアクションゲームであったりするものを記述する。

PlayStation系[編集]

チョロQジェット レインボーウィングス
  • 1998年2月26日
  • 対応機種:プレイステーション(初代)
  • 開発元:アストロビジョン
  • チョロQのようにデフォルメされた戦闘機などに乗り込んで戦うシューティングゲームである。パイロットなどの人間が明確に描かれており、チョロQシリーズの中でも特に異色の作品である。
チョロQマリン Qボート
  • 1998年6月25日
  • 対応機種:プレイステーション(初代)
  • 開発元:バーンハウスエフェクト
  • チョロQのようにデフォルメされた船や潜水艦でレースをしたりミッションを攻略していくゲームである。マニアックな船なども用意されており、外伝的な作品ながら評価はなかなか高い。
コンバットチョロQ
  • 1999年2月25日
  • 対応機種:プレイステーション(初代)
  • 開発元:バーンハウスエフェクト
  • コンバットチョロQをベースにアクションゲームとして開発されたチョロQの外伝的なゲームである。好評だったためか後年PS2の「新コンバットチョロQ」やGBAの「コンバットチョロQ アドバンス大作戦」が発売された。