ダムマンガ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ダムマンガ』は、井上よしひさによる日本漫画作品

概要[編集]

月刊ヤングキングアワーズGH(アワーズCH)』2014年4月号より連載されている漫画作品。サブタイトルは1基目、2基目というようになっている。

ダム解説・写真協力は宮島咲がしている。国土交通省ダムペディアなども協力している。「このマンガがすごい!WEB」では、「ダムに興味を読者に持たせつつ、女子高生の成長物語と絡めたマンガとして成立している」と評価されている[1]

ストーリー[編集]

黒部弓見は、過去に「ダム子」と言われてからかわれた過去からダムが嫌いになっていた。そして、荒玉女子高校に進学したところ、入学式でダム部の部長という八田かなんにダムに連れて行かれる。それから、ダム部の活動に付き合うこととなる。八田かなん物部カルロッタという新入部員も入部して、自分は必要ないんじゃないかと悩むかなんと一緒に行ったダムでダム部に入部することを決意するのだった。

登場人物[編集]

黒部 弓見(くろべ ゆみ)
本作の主人公。荒玉女子高校1年B組。男子に黒部という苗字から黒部ダムを連想させて「ダム子」とからかわれた過去をもつ。そのため、高校では女子校である「荒玉(あらたま)女子高校」に進学。心機一転しようとしたが、入学式早々にかなんに出会って、黒部と言う苗字を見て運命の出会いだと宮ヶ瀬ダムに連れて行かれる。そして、ダム部の活動に付き合っていくことになる。
かなんとカルロッタという新入部員が入部したことで、かなんは私のことをどうでもよくなったんじゃないかと悩む。そしてダム部に入部しないと言ってしまうが、かなんに私と二人でダムに行ってから入部するかどうか決めてくれと言われる。そして、白丸ダム小河内ダムを回っていたところ、あきらに自分がダム部に入らないと人数が足りなくて廃部になると知らされる。ダムを見ている途中で雨に降られて展望塔に入ったところ、気持ちを伝えあってお互いに嫌われていると勘違いしていたと分かる。そして、ダムが嫌いな私をダム好きにしてくださいとかなんにダム部に入部すると伝えるのだった。
かなんに近づかれるとドキドキするなど、かなん相手で百合妄想をすることがある。
八田 かなん(はった かなん)
荒玉女子高校2年A組。校内一女子にモテる女子として有名。ダム部部長で、入学式で出会った黒部の苗字を運命だと感じて弓見をダム部に勧誘する。
ダムのことが大好きで、ダムのことになると喜んで解説を始める。ダムのことを悪くかくということで新聞は嫌い。
女子にモテるが、本人には百合の趣味はない。弓見とカップルだという報道をされた時も、顔を赤くして訂正させようとした。
青山 あきら(あおやま あきら)
荒玉女子高校新聞部の1年A組。眼鏡とカメラをかかさず、外出時は帽子を被る。村山貯水池で弓見の手作り弁当を食べさせていたかなんの現場を撮影して校内新聞「玉校新聞」に熱愛カップル発覚というスクープ記事にして載せた。そして、かなんに記事の訂正を求められて祖父との最後のドライブでいった思い出のダムに連れて行ってくれたら要求に応じるとした。そして、栃木県の黒部ダムに連れていってもらう。そして、かなんにダム部のカメラマンとして勧誘されて、新聞部とダム部を兼部することになった。
物部 カルロッタ(もののべ カルロッタ)
荒玉女子高校1年D組(単行本第一巻の初版では4基目の紹介でB組、6基目の紹介でD組となっている)ゲーム研究部所属だが、部員はオンラインゲームに夢中な為、トレーディングカードゲームでバトルしてくれる相手がいなかった。そして、ダムカードをトレーディングカードゲームと勘違いしてダム部とデュエルしようとする。勘違いだと分かるも、かなんに誘われて利根川河口堰まで行ってダムカードを手に入れることとなる。そして、ダムカードでバトルする方法を考えるとしてダム部に入部する。
一人称は「ボク」。髪はツインテール。

用語一覧[編集]

荒玉女子高校(あらたまじょしこうこう)
私立の女子高校。

紹介ダム[編集]

  • 黒部ダム (富山県) - 黒部と苗字が同じと言うことで弓見がダム子とからかわれる原因となったダム。
  • 宮ヶ瀬ダム - 1基目で弓見がかなんに連れて行かれたダム。
  • 青蓮寺ダム - 2基目で写真紹介された。
  • 蓮ダム - 2基目で写真紹介された。
  • 村山貯水池(村山下ダム) - 3基目で弓見とかなんが出かけたダム。
  • 黒部ダム (栃木県) - あきらが祖父との最後のドライブでいった場所。4基目であきらが弓見とかなんの熱愛カップルという記事を訂正する代わりに連れていってもらった。
  • 利根川河口堰 - 5基目でダムカードを手に入れるためにダム部で出かけた。
  • 白丸ダム - 6基目でかなんと弓見が出かけたダム。
  • 小河内ダム - 6、7基目でかなんと弓見が出かけたダム。

単行本[編集]

ヤングキングコミックス少年画報社)より発売。

巻数 初版発行日 ISBN 備考
1 2014年10月30日(2014年10月16日発売) ISBN 978-4-7859-5403-1

脚注[編集]

外部リンク[編集]