ダマスカス鋼

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ダマスカス鋼とは、昔、インドで作られていた鋼鉄で、シリアダマスカスで刀剣に加工されたのでダマスカス鋼と呼ばれる。

特徴[編集]

ダマスカス鋼の刀剣は強靭で、刀身に独特の縞模様があり、錆びることがない。

刀身の模様は、性質の異なる複数の鋼鉄を人為的に混ぜ合わせて鍛造したために生じるという説や、製造過程で炭素含有量の違う部分が自然に生じて出来るという説がある。

歴史[編集]

中世にはダマスカス鋼の刀剣は最高級品とされていた。製法が失われ幻の鋼鉄となったが、博物館には現存しており、架空の鋼鉄ではないことは確かである。

ステンレス鋼は、ダマスカス鋼の研究の結果、発明されたものである。

現代では、ダマスカス風の縞模様がある包丁やナイフが市販されているが、模様を再現しただけであり、本物のダマスカス鋼ではない。