ゼロコロナ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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ゼロコロナとは、COVID-19の存在を受け入れて共生していくウィズコロナに対し、COVID-19の存在を許容せず、感染者を0にすることを目指すことである。COVID-19の流行初期、2020年4月頃まではほとんどの国がゼロコロナを目指していたが、流行が長引くにつれ、ゼロコロナは非現実的であるという考えが主流になり、多くの国はウィズコロナへと舵を切った。それでも、東アジア・東南アジア・オセアニアの国々を中心にゼロコロナを目指す国は引き続き残っていたが、アルファ株デルタ株オミクロン株と次々に感染力の強い変異株が現れるにつれて感染者は急増し、これらの国でもほとんどはゼロコロナを諦めウィズコロナに転向した。日本は2020年5月ごろからウィズコロナに転換しており、立憲民主党が2021年1月にゼロコロナを提唱するも、批判に遭ったため同年春にはゼロコロナを積極的に主張しなくなった。2022年初めには、ゼロコロナ政策を継続している国は台湾中華人民共和国のみとなったが、台湾も同年春にはゼロコロナを断念。2022年11月現在、ゼロコロナを続けているのは中華人民共和国が唯一である。