スズキ・エスクード・ヒルクライムスペシャル
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スズキ・エスクード・ヒルクライムスペシャルとは、スズキ・エスクードの面影だけを残したモンスターマシンである。
概要[編集]
アメリカで開催されるモータースポーツイベントであるパイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムに参戦するためにスズキスポーツが制作したレーシングカーである。参戦クラスは四輪のアンリミテッドクラスであり、そのためかベース車両とは名ばかりであり、巨大なエアロパーツなど、シルエットフォーミュラ並の原形をとどめない車両となっている。なお、この魔改造は先代のスズキスポーツ・ツインエンジン・カルタスや後継のスズキスポーツ・XL7・ヒルクライムスペシャルにも共通する特徴である。
性能[編集]
ゴール地点の標高は富士山よりも高い4301mであるため、薄い酸素濃度に対応するために非常に高い出力を持つエンジンを搭載している。改造されたH27Aエンジンはツインターボチャージャー仕様により940馬力、トルクは91kg・mを発揮している。
戦績[編集]
1995年と2006年にモンスター田嶋こと田嶋伸博が総合優勝を成し遂げている。なお、どちらもトップセクションが悪天候のため短縮された上であり、当時のトップセクションでは雪と雹に見舞われていたという。