スキー

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スキー場でスキーを楽しむ人々

スキー(英: Skiing)とは、足に専用の板(スキー板)を取り付けて雪面を滑ることである。 必ずしも「斜面を降下する」わけではなく、一般スキーと競技スキーがあり、競技スキーはアルペンとノルディックの違いがある。それぞれ靴も違えばビンディング(締具)も異なる。

特徴[編集]

アルペンスキーでは、慣れれば自由自在に猛スピードで雪山から滑り降りることができる。ソリと違い荷物の積載は殆ど不可能であるが、荷物を背負ってアルペンスキーで移動するのは一般スキーとして一般的である。。

歴史[編集]

日本では八甲田雪中行軍遭難事件の後で注目され普及した。
アルペンスキーでは、身長よりも長いスキー板が流行していた。「下りは良いが、こんな長い板 2 枚も担いで昇るのはさぞかし大変だろう」と思う人も多かろう。じっざい、米国のカッパーマウンテンというスキー場で、コース始点の山頂までアルペン用のスキーを担ぎ上げたときは死ぬかと思った。 「鉄砲まで担いで山に登ったら、『登る途中で遭難するぞ』と思う」という意見にも頷けるが、ノルディックだとそれほど重くない。スイスの山岳警備隊では冬季の標準装備である。 アルペン用の長いスキーたや、ノリディックでもジャンプ用のスキー板は乗用車には入らず、スキーキャリアを必要とした。 スキー板は、近年では、ショートスキーの流行などで、昔の幼児用くらいまで短くなっている。アルペン競技の「フリースタイル」スキーでは「モーグル」「バレー」などがあるので短めである。

テクニック[編集]

  • 斜面を登る
スキー板を逆「ハ」の字にして登るか、横向き「ニ」の字にして登るかである。正直言うとリフトの方が早い。リフトのないスキー場向け。
  • キックターン
いわゆるただの方向転換である。スキー板を反転させて反対側に置き、残りの足をそろえるだけの単純な動作だが、本州の南の国からの転校生はだいたいこれでつまづいて、きりもみシェー状態になって立ち往生してしまう。
  • プルークボーゲン
プルークは「全制動」とも呼ばれる。「カッコ悪い曲がり方」とされ、「これをずっとやってるようじゃ女性にはモテない」などと云われるが、そうでもない。緩斜面でスキーの基本を学ぶには必須である。
やり方はスキー板を「ハ」の字にして「曲がりたい方向のスキー板に体重をかける事である」とも言われるが、曲がる向きと反対側の脚の膝を内側に曲げてスキーのエッジを立てる(これを「角附け(かどづけ)」という)のが正解である。。
  • シュテムクリスチャニア
「カッコいい曲がり方」とされていたが、プルークターン ⇒ 斜滑降 ⇒ プルークターンを繰り返すだけである。クラスのスクールカースト上位は皆これを学ばなくてもできた。
  • パラレルクリスチャニア
左右のスキーを「ニ」の字形にしたまま回転滑降する技法。「キッカケ」「抜重(ばつじゅう)」「ターン」といったものが一体となった技法。
  • ウェーデルン
急斜面で狭いコースにおける減速技術である。左右のスキーを「ニ」の字形にしたまま回転滑降する技法。新雪(バージンスノー)が積もったコースを見るとやりたくなる技法である。それを見た上級者が、そのシュプールを見て「ウェーデルン・マーク」を作るというお約束があり、「おぬし、できるな」「お主こそ、やるな」と目を交してニヤリと笑ってサムアップする、というのもある。

「推進滑降」「スケーティング」「斜滑降」「横滑り」「ウムシュタイク・シュブンク」に関しては説明を省いた。追記されたい。

料理[編集]

新潟県南魚沼郡の「スキー汁」がある。豚汁の一種であるが、ジャガイモではなくサツマイモが使われ、突き蒟蒻が入り、地元産の根菜類がたっぷりと入る。「スキー汁と野沢菜と丼飯」はスキーヤーの友である。日本にスキーを伝えたレルヒ少佐(テオドール・エードラー・フォン・レルヒ)に由来するという。

用語など[編集]

もともと「軍用の山スキー」が発祥なので、山用語と同じくドイツ語が用いられることも多い。「ゲレンデ」「ストック」なと。ただしスキー自体は「スキー」と呼ばれる。ドイツ語」では「ジー」であるが、日本では「シー」が用いられる。「シーハイル(「スキー万歳!」)」などが知られる。

コツ[編集]

アルペンスキーのコツは二つあって、

  • 外傾外向姿勢
  • スキーの中心に乗る

であるという。競技スキーでは冬季オリンピックの銀メダリストである猪谷 千春先生(IOC委員)が力説していらっしゃった。

問題点[編集]

  1. 指導方法が科学的・物理的ではなく、実践的でもない。そのあたりに配慮して指導を行うと、「生まれてはじめてスキーを履いてゲレンデに立った喘息持ちの小学校中学年の女子小学生」が、(片側だけだが)パラレルで滑れるようになったのを見て、感涙した。
  2. ツルツル滑る雪道を運転してスキー場に行き、寒さに震えながらチェーンを巻き、高い駐車料金を取られ、高いリフト券を買う。[Jokeこの一文には冗談が含まれています。真に受けるかどうかはあなた次第です。]
  3. リフトで斜面を昇り、滑って降りてくる。またリフトで斜面を昇り、滑って降りてくる。繰り返す内に「オレ何やってんだろう」と思ってしまう。[Jokeこの一文には冗談が含まれています。真に受けるかどうかはあなた次第です。]

関連項目[編集]