ジャン・ペリソン

ジャン・ペリソン（Jean Périsson, 1924年7月6日 - 2019年2月18日）は、フランスの指揮者。本名は、ジャン＝マリー・モーリス・ペリソン(Jean-Marie Maurice Périsson)。

アルカション出身。ボルドー音楽院を経てパリ音楽院でジャン・フルネに指揮法を学び、ザルツブルクのモーツァルテウム音楽院でイーゴリ・マルケヴィチの薫陶も受けた。1955年にストラスブール放送交響楽団の指揮者陣に加わったが、その翌年にはニース歌劇場の音楽監督に転出。1965年にパリ・オペラ座の常任指揮者に転じて1970年まで務めた。1969年から1971年までモンテカルロ国立歌劇場管弦楽団を指揮し、1972年から1976年までアンカラ・プレジデント管弦楽団の指揮者を歴任した。1960年から1980年まではサンフランシスコ歌劇場を中心にアメリカでも指揮活動を展開。1976年から1978年までウィーンで活動。1980年から1989年までフランス外務省とフランス芸術活動協会の要請により中国で指揮活動を行い、1982年には北京でジョルジュ・ビゼーの歌劇《カルメン》の中国語翻訳による上演を指揮した。1990年から翌年のシーズンにかけてナント歌劇場の音楽監督を務める。2005年にヴァレリー・ゲルギエフの指揮によりサンクトペテルブルクでビゼーの《カルメン》を上演した時、音楽顧問としてゲルギエフに招かれた。

サン＝トゥアン＝ロモヌにて死去。