ジャック・ブライマー

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ジャック・ブライマー(Jack Brymer, 1915年1月27日 - 2003年9月15日[1])は、イギリスクラリネット奏者。[2]本名は、ジョン・アレクサンダー・ブライマー(John Alexander Brymer)。[3][4]

サウス・シールズ出身。4歳からクラリネットに興味を持ち、独学で奏法を習得。11歳の時には軍楽隊と一緒に演奏するほどに上達した。その後、ゴールドスミス・カレッジの教育学部で音楽教育を専攻し、1935年からクロイドンのヒース・クラーク高等学校の教師となった。また、ゴールドスミス・カレッジのオーケストラに参加してフレデリック・ハギスの指揮下で演奏したり、アーネスト・リードが自分の名前を冠して結成したアマチュアの交響楽団に参加したりしてクラリネット奏者としての経験を積んだ。また、ゴールドスミス・カレッジのオーケストラでヴァイオリンとヴィオラの奏者であったジョーン・リチャードソンと出会い、1939年に結婚している。1940年には従軍してイギリス空運に所属し、体育指導教官を務めた。第二次世界大戦終結後はクロイドンの教師職に復職したが、トーマス・ビーチャムに請われてロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団のオーディションを受け、首席クラリネット奏者に抜擢された。1963年からBBC交響楽団に転出し、コリン・ブラッドバリーと首席奏者の座を分け合った。1972年にはロンドン交響楽団の首席奏者に転じ、1992年に演奏活動から引退している。

サリー州レッドヒルにて没。

脚注[編集]

  1. アーカイブ 2017年4月26日 - ウェイバックマシン
  2. Jack Brymer”. 2021年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月19日確認。
  3. Brymer, John Alexander [Jack]”. 2021年3月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年3月19日確認。
  4. Emerson, June (2003年9月18日). “Jack Brymer”. The Guardian. オリジナル2014年9月8日時点によるアーカイブ。. http://archive.is/7jy32 2014年9月8日閲覧。