ジャクリーヌ・デュ・プレ
ナビゲーションに移動
検索に移動
ジャクリーヌ・デュ・プレ[1](Jacqueline du Pré, 1945年1月26日 - 1987年10月19日[2])は、イギリスのチェロ奏者。[3]
オックスフォードの出身[4]。1950年よりロンドン・チェロ学校に通い[5][6]、ハーバート・ワレンとアリソン・ダリンプルにチェロを学んだ。10歳の時にはウィリアム・プリースに入門し、プリースを「チェロのパパ」として生涯慕うようになった。16歳の時にロンドンのヴィグモア・ホールでデビューを飾ったが、その翌年にはポール・トルトゥリエの許で研鑽を積み、21歳の時にはムスティスラフ・ロストロポーヴィチの指導も受けた。また、パブロ・カザルスの謦咳にも接している。1966年のクリスマスにフー・ツォンの家に招かれてダニエル・バレンボイムと出会って意気投合し、1967年にはバレンボイムと結婚している。1970年代に入ってから、次第に体調不良に悩まされるようになり、1973年に多発性硬化症と診断されて演奏活動を停止。1975年には大英帝国勲章のオフィサー章を授与された。
病気の亢進により、ロンドンにて長逝。[7]
脚注[編集]
- ↑ 本名はジャクリーヌ・マリー・デュ・プレ(Jacqueline Mary du Pré)。(“Elgar - His Music : Cello Concerto - Jacqueline du Pré: The concerto's consummate interpreter?”. 2012年8月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2012年8月2日確認。)
- ↑ Commire, Anne、Klezmer, Deborah 『Women in World History: A Biographical Encyclopedia』 Yorkin Publications、1999年、876頁。ISBN 9780787640637。
- ↑ “Jacqueline du Pré | JdP”. 2013年3月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2013年3月6日確認。
- ↑ Wilson, Elizabeth 『Jacqueline Du Pré: Her Life, Her Music, Her Legend』 Arcade Publishing、1999年、14頁。ISBN 9781559704908。
- ↑ Riddaway, Mark、Upsall, Carl 『Marylebone lives : rogues, romantics and rebels ; character studies of locals since the 18th century』 Spiramus Press Ltd.、1999年、87頁。ISBN 9781910151037。
- ↑ デュ・プレ自身の回想によれば、ロンドン・チェロ学校に入学したのは6歳の頃だったという。(Blyth, Alan (2017年9月6日). “Jacqueline du Pré interview: 'You must have spontaneity and too much study destroys that'”. Gramophone. オリジナルの2021年4月11日時点によるアーカイブ。 2021年4月11日閲覧。)
- ↑ アーカイブ 2021年10月22日 - ウェイバックマシン