シマヒレヨシノボリ

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シマヒレヨシノボリ(縞鰭葦登、Rhinogobius tyoni )とは、ハゼ目ハゼ科に分類されるヨシノボリの一種である。

概要[編集]

体長4cm。尾びれに2~7本の暗褐色の縞模様がある。

メスの第1背びれが烏帽子形に伸びる。

腹びれの軟条は20~23本。

生態[編集]

琉球列島以外の日本全国に分布する。

ビワヨシノボリトウヨシノボリ偽橙色型と交雑できる。

分類[編集]

かつてはビワヨシノボリ・トウカイヨシノボリと共に「トウヨシノボリ縞鰭型」とされれきた。

2002年以降の遺伝子解析から3種は別種とすべきとされるようになった。

2010年、本種に「シマヒレヨシノボリ」という和名が提案され、「Rhinogobius sp. BF」という仮の学名がつけられた。BFは「Banded fin (縞の鰭)」の略である。

2019年、鈴木寿之・木村清志・渋川浩一の3人により本種と トウカイヨシノボリが新種記載された。

人間との関係[編集]

生息地が少なくなったり、オオクチバスに食べられたり、放流された多種と交雑したりして数が減っている。