ザーボン
ザーボンとは、ドラゴンボールの登場人物。声 - 速水奨(Z)、三浦祥朗(改)。原作での登場は21巻、22巻、23巻。戦闘力は通常時は2万3000。変身時はドラゴンボール関係のゲームやデーターにより異なっており、不明であるが2万4000は確実に超えている。
概要[編集]
ドドリアと並ぶフリーザの側近。フリーザと同じく変身型の宇宙人であり、変身した姿は化け物のような容姿になり、戦闘力も驚異的に上がる。装着していたスカウターは旧型で、キュイとの戦いで2万4000にパワーアップしたベジータの戦闘力を測っていた際に故障した。
フリーザのナメック星行きに同行し、ドラゴンボール探しでムーリ長老の村を襲撃した際にフリーザの命令で2名の年老いたナメック人を殺害した。しかしこの時の戦いでムーリ長老の機転によりフリーザ軍のスカウターが全て破壊されたため、アプールと共にドラゴンボールを探すために単独行動をとる(アニメではいつの間にかアプールはフリーザの宇宙船に戻り、オーレンに入れ替わっていた)。この単独行動の際、ベジータに見つかりドドリアの死を知り、そしてベジータと会話を交わした後に戦いとなる。しかし通常時の姿ではパワーアップしたベジータに一方的にやられてしまう。
追い込まれたザーボンは変身を選択する。半魚人のようにイボだらけの皮膚と巨体になる。ザーボン自身は美を好むイケメンのため、変身時の醜い姿を嫌っていた。変身後はパワー、スピード共にベジータを圧倒する。この時にザーボンはフリーザも変身型の宇宙人であるとベジータに語っている。そしてベジータを捕えるとそのまま地中に向けて思い切り放り投げて勝利した。しかしこの時、ザーボンは水に濡れることを嫌って地中に沈んだベジータの生死を確かめなかった。また、ベジータがザーボンと出会う前に村を襲って破壊していたことがアプールの報告により判明したため(アニメではこの時にオーレンがフリーザの逆鱗に触れて殺されている)、ザーボンはフリーザの命令でベジータを治療してドラゴンボールの在り処を吐かせようとする。
しかし、フリーザ並びにザーボンが治療カプセルから離れた際にベジータは治療担当で残っていたアプールを殺害し、さらに宇宙船を破壊してフリーザが持っていたドラゴンボールを奪取して逃亡。この醜態に激怒したフリーザはザーボンに1時間以内にベジータを見つけ出して連れてこれなければ誅殺すると命令を受ける。焦ったザーボンだったが、最長老の下からドラゴンボールを預かってブルマの下に戻ろうとしていたクリリンを発見。さらにそのクリリンを追跡していたベジータを発見して追跡する。そしてブルマが隠れ家にしていた洞窟の前でベジータと戦いになる。
しかし死の淵から蘇るたびにパワーアップするサイヤ人の特性により、ベジータがパワーアップしたためと、以前の戦いで圧勝したために油断していたため、またベジータの目潰しという策略もあり、今度はベジータに背後から攻撃されて水中に沈められて連続攻撃を受けてダメージを受けてしまう。それでもベジータとやり合うが、最後はベジータに腹を貫かれて殺された。死ぬ前に、ザーボンはベジータにフリーザに命令されただけだから見逃してほしい、また2人で手を組めばフリーザに勝てると誘うが、ベジータはこれまで散々こき使ったこと、お前と組んだくらいでフリーザに勝てるなら苦労はないと吐き捨てている。
孫悟空の父・バーダックが主役の映画にも登場しているが、戦ってはいない。ただ、側近としてフリーザにサイヤ人の脅威を提言し、それがサイヤ人の星である惑星ベジータを破壊する一因になっている。またアニメではフリーザの側近としてナッパやラディッツと共に星を制圧したことを報告に訪れたベジータの前に登場し、「猿野郎」と罵っている。さらにベジータの父であるベジータ王がフリーザに反乱を起こした際にも登場している。
変身時の戦闘力は3万くらいと推測されている(ドラゴンボール 超サイヤ伝説)が、2回目のベジータとの戦いではザーボン自身の油断もあり負けているため、3万数千の可能性もある。