コーカサス三国とは、コーカサス地方のアゼルバイジャン、アルメニア、ジョージアの三国のことである。コーカサス地方にはロシアの南部の一部の共和国も含まれるが、独立国家ではないせいか数えられていない。
ロシアの他、トルコとイランに囲まれており、近代のロシア南下以前は中東の影響が強い地域であった。7〜9世紀にはアラブの支配下に入るが、12世紀はグルジア王国が栄えた。13世紀にはモンゴルが進出、15世紀にはイラン北西部の黒羊朝、16~17世紀はイラン領であったが、18世紀以降ロシア・ソ連領となり、ソ連崩壊後3国が独立した。