グレッグ・フェイス

グレッグ・フェイス(Greg Feith)は、アメリカにある航空事故調査機関国家運輸安全委員会(NTSB)の元航空事故調査官。現在は航空安全・保安コンサルタント、テレビ局NBCの航空分野専門家として勤務している。また、メーデー!:航空機事故の真実と真相や衝撃の瞬間ほかのテレビ番組にもテクニカルアドバイザーとして貢献している。

経歴

エンブリー・リドル航空大学で理学の学士号を取得、現在エンブリー・リドル航空大学の教員としての顔ももつフェイスさんだけに。イースタン航空980便墜落事故の調査に参加した際はイリマニ山に登りフライトレコーダー等を捜索、標高21,223ft（およそ6400m）という民間航空機史上最も標高の高い場所での調査活動を行った。1993年から2001年まではNTSBの"Go-Team"として活躍。2016年には航空産業の伝説的人物となった。

フェイス自身もパイロットであり、パイパー PA-24を所有・飛ばしている。ちなみに自家用車のナンバープレートは"CRASH1"。CRASHを好き好んでナンバープレートにするなんてこの人くらいじゃないだろうか

主な調査

• アロハ航空243便事故
• アメリカン航空1420便オーバーラン事故
• アメリカン・イーグル航空4184便墜落事故
• ブリティッシュ・エアウェイズ9便エンジン故障事故
• イースタン航空980便墜落事故
• 大韓航空801便墜落事故
• シルクエアー185便事故
• スイス航空111便墜落事故
• バリュージェット航空592便墜落事故

受賞

• 1996年 - Aviation Week & Space Technology誌 ローレル賞・・・バリュージェット航空592便墜落事故調査でのリーダーシップに対して
• 2001年 - エンブリー・リドル航空大学・・・著名な卒業生として
• 2003年 - SAFE association MICHAEL R. GROST AWARD
• 2016年 - 第13回年次表彰にて航空産業の伝説的人物に認定

出演

メーデー!:航空機事故の真実と真相をはじめ、いくつかのテレビ番組に出演している。イギリスのチャンネル4「Survival in the Sky」、衝撃の瞬間など。また短いシリーズ番組としてヒストリーチャンネルSecrets of the Black Boxでは大韓航空機撃墜事件など彼が行った主な調査を取り上げている。またテレビ映画Crash: The Mystery of Flight 1501ではDC-9の不運な副操縦士を演じた。

出典

注