ギギ
ナビゲーションに移動
検索に移動
ギギとは、淡水産のナマズの一種である。
概要[編集]
形状[編集]
ギバチに似ている。
吻(頭の先)が近縁種よりも尖る。
背鰭と胸鰭には棘を持つ。
魚体は全長15〜30cmであり、左右四本、計八本の口髭がある。
分布[編集]
生態[編集]
魚食性が強い雑食性で、水棲昆虫・エビ・小魚などを捕食する。
湖沼や河川の中流部で生活する。夜行性で昼間は影に潜むといい、昼間は岩陰や石の下に潜み、夜間や濁り水があるときに現れてが、「空腹のときは昼間でも簡単に釣り餌に食いついてくる」という。
産卵期は五月から八月で、直径1.5~2.0㎜の球形の卵を石の下や石垣などに産みつける。仔魚は孵化後約一週間で全長8.0㎜になり、卵黄を吸収し摂餌を開始する。半年で4~6cm、三年ほどで 25~30cmに達し、成魚となる。
驚いたときなどは、胸ビレ棘と基底部の骨をすり合わせてギーギーと音を出し、背鰭の棘も立てる。水質の変化などに敏感で体調を崩しやすく、弱ると体色が黄色に変化する。
その他[編集]
観賞用として一匹千円ほどで売っているという。水槽繁殖の例は知られていないが、その気になれば可能かもしれない。