キューベルワーゲン
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キューベルワーゲンとは、ナチス・ドイツの小型軍用自動車で、フォルクスワーゲン[1]・ビートルの軍用版である。
概要[編集]
小型の車体の後部にエンジンを載せているので二輪駆動だが悪路に強い。
片側の駆動輪が悪路等で空転してしまうと反対側の車輪にはトルクが殆ど伝わらなくなるというデフギアの弱点をカバーするために、キューベルワーゲンにはLSDが取り付けられていた。このためキューベルワーゲンは砂漠を走行することもできたのである。
なお、アメリカは小型軍用車輌の悪路走破性を高めるためにパートタイム4WDを採用した。
空冷エンジンなので故障が少ない。しかし、エンジン冷却機能が水冷エンジンと比較すると劣りオーバーヒートによるエンジン損傷のリスクもある。このため、大排気量で高出力エンジンには空冷エンジンは採用されることは少ない。ビートルから発展したと言っても過言でないポルシェ911も、水冷エンジンの採用に踏み切って既に長い年月が経過している。
ヒトラーが経済政策の一環として大衆車を目指していたのは事実である。ヒトラー自身は運転は出来なかったが車好きであったのも事実で有る。キューベルワーゲンから、第二次世界大戦後ではあるが、世界に誇る大衆車フォルクスワーゲン・ビートルが誕生した事はヒトラーにも一部の功績が有るともいえる。
その他[編集]
フォルクスワーゲン[2]・ビートルが、可愛らしい姿に似合わず、驚くほど悪路走行に強いのは、キューベルワーゲンの姉妹車だからである。
https://www.youtube.com/watch?v=XGzoLIsrYbg&feature=youtu.be
動画[編集]
関連項目[編集]