ガメラ
ナビゲーションに移動
検索に移動
ガメラは大映の特撮映画の主人公の亀怪獣である。映画自体はシリーズ化されており昭和ガメラと平成ガメラがある。
概要[編集]
北極生まれの亀の怪獣で、口から火を吐き回転ジェットで空を飛ぶ。のちに頭と手を出しての飛行に変わった。 平成ガメラは、初代に比べて体が大きくなり、口から吐くのは火の玉になった。
経緯[編集]
『大群獣ネズラ』がネズミのダニの大量発生で制作中止になり、ガメラの企画が出てきたが、監督のなり手がおらず、一番若い湯浅憲明が引き受けることになった。
当時大映に特撮の監督として築地米三郎がいたので、彼と組んで映画を作る事になった。映画の試写では永田雅一社長に受けて一安心であった。
なお、ネズラの企画も築地の発案だった。ガメラがモノクロだったのは予算の問題だったという。
エピソード[編集]
永田社長が飛行機の窓から外を見て「空飛ぶ亀」を見た後に、企画会議で「空飛ぶ亀」を出せとの指示を出した。それを受けて高橋二三が脚本を書いた。
ガメラの着ぐるみ自体が重すぎて、重量挙げの学生を雇ったが全員へばってしまい、大映の大道具係が代わりをやった。
大映倒産後、ゴジラ対ガメラの話が東宝から持ち上がったが、ガメラがコテンパンにやっつけられる内容だったためお断りしたそうである[1]。
主題歌[編集]
『ガメラマーチ』と『ガメラ』の歌があった。
シリーズ作品(昭和)[編集]
- 大怪獣ガメラ
- 大怪獣決闘ガメラ対バルゴン
- 大怪獣空中戦ガメラ対ギャオス
- ガメラ対宇宙怪獣バイラス
- ガメラ対大悪獣ギロン
- ガメラ対大魔獣ジャイガー
- ガメラ対深海怪獣ジグラ
- 宇宙怪獣ガメラ
シリーズ作品(平成)[編集]
- ガメラ大怪獣空中決戦
- ガメラ2レギオン襲来
- ガメラ3邪神イリス覚醒
- ガメラ小さき勇者たち
参考文献[編集]
- 『ガメラから大魔神まで大映特撮映画のすべて スクリーン特別版』、1994年11月5日。
脚注[編集]
- ↑ 湯浅憲明の横浜での講演(映画専門学校の授業だったらしい)で聞いた話