カナダの大学の経済学で取り上げられた日本の貧困
ナビゲーションに移動
検索に移動
カナダの大学の経済学で取り上げられた日本の貧困は、主にTwitterで定期的に話題になる日本の貧困の特徴のこと。
概要[編集]
カナダの大学の経済学の授業にて、日本の貧困が次のように取り上げられたというコピペである。
- 日本の貧困者は薬物をやらない。
- 犯罪者の家族ではない。
- 移民ではない。
- 教育水準が低いわけでもない。
- 怠惰ではない
- 勤勉で労働時間も長い
- スキルが低いわけでもない
- 世界的でも例のない完全な「政策のミス」による貧困が日本の貧困の特徴である。
つまり、「日本の貧困は政策のミスが原因であると、カナダの大学の経済学の授業で取り扱われた」ということである。
これを読んだ人のなかには「確かにそうだ」「現代の日本は○○であることをずばり指し示している」「自民は滅ぶべきだ」「現行の日本の政治はダメだ」などの反応があった。問題提起としては十分なものであったので、様々な意見が寄せられた。[1]
2021年10月後半にTwitterで流行ったのが初出であり[2]以後2023年に至るまで定期的に挙がっては注目されている。ちなみに最初にこのツイートを広めたのは桐島ローランド氏である。
ソース[編集]
一体、この話のソースは何なのか。
ソースは恐らく、2019年7月31日のブルームバーグの記事「Stop Blaming America’s Poor for Their Poverty」である。タイトルだけだとカナダも日本も見られない。アメリカの貧困について取り上げており、その中で筆者は日本の特徴について語っている。
要約すると、日本は犯罪・薬物依存・ひとり親家庭が少なく、雇用率が高いという好条件にあるが、その一方で社会福祉への支出が高くないことを指摘している。貧困は個人の問題ではなく、経済構造によるものであり、強力なセーフティーネットが必要であると結論づけている。[3]
カナダに関してはソースに全く言及がない。
脚注[編集]
- ↑ 【話題】カナダの大学の経済学で取り上げられた「日本の貧困問題」 - temita
- ↑ ネットロアをめぐる冒険によるとバズったのは10月25日であり、初出は少なくとも10月22日以降であることが分かっている。
- ↑ ネットロアをめぐる冒険 - 2023年3月15日閲覧