オーバーツーリズム
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オーバーツーリズム(おーばーつーりずむ)とは、特定の地域に観光客が密集することにより、その地域の生活や地域住民の影響を及ぼす現象のこと。これを公害に例え、「観光公害」という場合もある。
主な事例[編集]
日本国内[編集]
富士山[編集]
山梨県のとあるローソンでは、富士山とコンビニがうつる景色が外国人を中心としてブームとなり、一気に撮影目的の外国人が増加した。しかし、一部外国人による迷惑行為(主にゴミのポイ捨てなど)が問題視されるようになり、結果苦肉の策として黒幕を設置することある程度の解消を狙ったが、別の富士山がうつるコンビニが注目されたり、黒幕目的での観光客が来てしまう、といういたちごっこが発生してしまった。
京都[編集]
京都市では、年々観光客が増加していることを受けて、宿泊施設の積極誘致の姿勢を示した。客室数は当時の約3万室から、1.5倍以上に当たる約4万6,000室に増加。だがしかし、市中心部の急激な地価高騰や、観光客らによる迷惑行為による周辺住民とのトラブルも発生。宿泊施設の開業に歯止めを掛けるという方針に転換せざるを得なくなった。また、京都市バスではが観光客の利用がキャパオーバーしてしまい、地域住民が利用できないという状態に。結果、同市にある京都市営地下鉄の利用促進もかねて、バスの一日乗車券を廃止した。
日本国外[編集]
ヴェネツィア[編集]
イタリアのヴェネツィアも国内外の観光客の流入問題が深刻で、入市料の徴収を始めた。
対案[編集]
オーバーツーリズムの対極として、注目度の低い穴場観光地に訪日旅行客にもっと行ってもらうアンダーツーリズムを勧める動きもある。