オーガスタス・ウォラストン・フランクス

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オーガスタス・ウォラストン・フランクスFranks Augustus Wollaston1826年 - 1897年)は、1851年に大英博物館に採用されてから45年間勤めて、大英博物館の発展に寄与した人物である。

幼年時代[編集]

フランクスは、1826年にスイスジュネーブで生まれた。スイスですごしたのち、ローマで幼い日々を送り、語学にもたけていてラテン語などを身に付けた。

大英博物館[編集]

1851年に大英博物館の考古学部門の助手に採用された。彼は最初に中世イギリスの文化財の収蔵を始めた。私費を払って多くのものを集めては、多くの収蔵物を大英博物館に寄贈した。他にも日本などの東洋の古美術を集めたことでも知られ、大英博物館で今日に日本部門が設立される原動力となったともいわれる。

死後[編集]

フランクスは大英博物館退職後一年後の1897年に亡くなった。文字通り、生涯にわたって大英博物館に寄与したことになったが、遺書で死後に自分の日記や手紙等をすべて消却するよう指示がされていたこともあり、彼の業績は長らく忘れ去られていた。最近、いくつか、フランクスに当てられた手紙などが見つかっている。

参考文献[編集]

  • 山口保夫著『物語 大英博物館 二百五十年の軌跡』中公新書、2005年 ISBN 4-12-101801-X
  • Marjorie Caygill; John F. Cherry, eds. (1997), A.W. Franks: nineteenth-century collecting and the British Museum, British Museum Press, ISBN 9780714117638

出典[編集]