オカリナ

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オカリナ(ocarina)は、エアリード式の笛の種類で、粘土・陶土・プラスチックで作られた気鳴楽器。木管楽器にも含まれる。響きとしては、オカリナの音色は、サイン波リードに近く、倍音を全く含まない基音のみの波形の音色であり、こもった柔らかい響きがする。オカリナの語源は「小さなガチョウ」に由来する。

音域については、スタンダードモデルのオカリナは、音域がリコーダより狭く、1オクターブ半+全音が限界で、音域が狭過ぎる傾向にあり、これを改善して音域を拡張するために、ダブルオカリナまたはトリプルオカリナが作られている。スタンダードモデルのオカリナの音域は、440HzのA3 - 約1396.91HzのF5で、音域が狭過ぎる。ダブルオカリナの音域は、440HzのA3 - 約2093HzのC6(2+1/4オクターブ)で、リコーダーより音域が半音広い。トリプルオカリナの音域は、440HzのA3 - 約3135.96HzのG6(3オクターブ弱)。

最低音は全て440HzのA3なので、オカリナの最低音は時報の音に使うことも出来る。

トリプルオカリナは、低音域・中音域・高音域の3つの音域から成り、ほぼフルートに匹敵する広さの音域を持っているので、演奏できる曲の幅が大きく広がる。

関連項目[編集]