エシカル消費

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エシカル消費(えしかるしょうひ、英:Ethical Consumption)は、消費する際に環境や地域貢献を基準として、それらに寄与する商品を選び、そうでない商品を選ばないようにすることをいう。「倫理的消費」とも言われる。

英語では、Ethical consumerism、ethical purchasing, moral purchasing, ethical sourcing, ethical shopping, green consumerismなどの語が用いられている。概念としては「購買を通じた投票」(Dollar voting)であり、消費者の具体的な行動が企業の倫理的な行動(CSR活動)を誘導するとしている。

正当な取引が生産者と輸入者間で行われたことを示すフェアトレード(Fair Trade:「公平貿易」)は第二次世界大戦後にアメリカで始まり、世界に広がったが、これは最初は先進国と発展途上国との経済格差から生じる南北問題を解消するために進められた。日本でもフェアトレード認証製品は2002年ごろから普及し、2015年には約100億円の市場規模となっている。フェアトレードはエシカル消費のひとつの分野となっている。

消費者庁2015年5月から2年をかけて「『倫理的消費』調査研究会」を開催し、2017年4月19日に調査研究会の取りまとめを行った[1]

三つの視点[編集]

消費者が製品を手にした時、その背後にある製造プロセスなどに思いをはせる必要がある。劣悪な環境で⻑時間労働する労働者や、教育を受けられず強制的に働かされている子どもたち、美しい自然やそこに住む動植物が廃棄物や原料として犠牲になっているかもしれない。持続可能性の観点から三つの視点が重要である。

  • 消費者の視点…倫理的により良い商品を選択するなど
  • 事業者の視点…エシカル消費につながる取引を行い、それを消費者にも表示するなど
  • 行政の視点…エシカル消費を推進し、周知する支援活動など

3つのセクターのコミュニケーションと幅広い議論が重要となる。

歴史[編集]

1989年イギリスロブ・ハリソンジェーン・ターナーが「倫理的消費者」(Ethical Consumer)の雑誌とホームページを立ち上げたことに始まる。

外部リンク[編集]

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