インフレーション (天文学)

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
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インフレーションとは、宇宙誕生直後に起きた想像を絶する急激な膨張である。天文学では驚異的な数字が他にもたくさん出てくるが、インフレーションの数字は特に驚異的である。これを仮定することで、宇宙の年齢をもってしても光が到達できない遠い距離の間でも宇宙がほぼ均一である地平線問題などを解決できる。

どのくらい急激な膨張か[編集]

インフレーションは、宇宙誕生から10-37秒後から同10-35秒後まで、わずか約10-35秒の出来事だった。つまり、1秒の1000兆分の1の1000兆分の1の10万分の1である。この時間に、宇宙の大きさは1043倍、つまり1000兆倍の1000兆倍の10兆倍になった。インフレーション前の宇宙の大きさは約10-36m、つまり1mの1000兆分の1の1000兆分の1の100万分の1だったので、インフレーション後の宇宙の大きさは約107m、つまり約1万kmにまで成長したことになる。もしインフレーションが1秒間続いていたとすると、宇宙の大きさは1078倍になり、宇宙の大きさは約1042m、つまり約1029光年になっていたことになる。また、「1043倍」というのを分かりやすく表すなら、観測可能な宇宙1周分とクォークの最大の直径、といったところである。

その後[編集]

このインフレーションにより、宇宙誕生時に存在していた莫大なエネルギーが一気に解放され、ビッグバンが起こった。