インサニティ
インサニティとは、「正気を失った状態」、すなわちゲームにおいては「極端に SAN 値が下がった状態」をいう。「混乱・混迷・惑乱」などの状態になっており、「心神喪失」「心神耗弱」状態になっていたと主張することも多く、罪を犯しても免責されたり量刑が軽減されるとされることも多い。
中国語では「頭が複雑(ブクチャク)になる」とも言うらしい。
概要[編集]
「あのときの私は私ではなかった」みたいな話であり、兇悪犯罪の事案において、弁護人が被告に「私はインサニティ」な状態であった」と主張するように助言することも多い。
こうなると「詐病」と「精神鑑定」のせめぎ合いになるので、少なくとも事案は先延ばしになる。
人間生活との関わり・利用[編集]
「インスタント・インサニティ・パズル」という数理パズルがある。
映画『高校大パニック』(1978)では「数学できんが、なんで悪いとや!」と叫んで学校内で猟銃をぶっ放すという場面があったが、要するに「高校数学を勉強するとインサニティになる」という主張である。逆に「あまりにも自分が常識的であるため、人生に面白みがない」「かといって非常識な人間とは関わりたくない」という人が数学にハマり、「古典論理学とZF系から一歩も出ずに、好きなだけSAN値を下げてよい」状況を楽しんでいたりする。
こうなると「自分は社交的ではなかったな」と反省もするわけだが、そういうキチガイは数学界にだけ棲息しているわけではないので友人はできたりし、第三者の面前で大議論をおっぱじめて楽しませてくれたりする。学会の懇親会などというのはそういう無礼講の場であり、隅っこのほうで学生が壁の花になっていたりすると、「おまえはアルコール中の血液濃度の値が高すぎる(SAN値が高い)。もっと飲め」とかいった話になる。
その他[編集]
「虐待家庭で育ったからインサニティになった」とか「宗教二世だからインサニティになった」という意見には共感する人々がそれなりにいるらしく、安倍晋三元総理の実行犯の助命嘆願も多かったという。