アンパンマントロッコ

出典: 謎の百科事典もどき『エンペディア(Enpedia)』
ナビゲーションに移動 検索に移動

アンパンマントロッコは、JR四国が2006年から岡山県岡山駅から、香川県高松駅又は琴平駅まで運転する観光列車である。 列車自体は1号車(トロッコ本体)のキクハ32-502と2号車(控え室)のキロ185-26の2両編成である。トロッコ車内からは、ア◯パンマンと一緒に瀬戸内海の涼しい潮風を味わうことができる。

主な出来事[編集]

2012年3月から、7月まで東日本大震災で被災した子どもたちにエールを送るため、JR四国JR東日本JR貨物の3社がコラボしてアンパンマントロッコに乗ろう!と題して約5ヶ月間四国から離れて東北地方を縦横無尽に走った。小学生以外なら保護者を含めて4人までなら無料で乗れた。 2015年3月にアンパンマントロッコがリニューアルした。列車自体の塗装がトロッコ車両は濃い青色だったのが、少し薄い青と白色に。控え室であるキハ185-26も最初は外装が国鉄色とア◯パンマンとは無縁だったが、トロッコ車両と同じような塗装が施された。内装もリニューアルされている。同時にグリーン車となった。 2020年アンパンマン列車20周年記念として9月28日から10月5日にかけて四国を1周した。 他にも、イベント列車として、ゆうゆうアンパンマンカーと連結して走ることもある。

ダイヤ[編集]

臨時列車の為、非常にモタモタゆっくりと走る。 岡山から高松までは、同区間を走るマリンライナーなら57分のところ、アンパンマントロッコの下り列車は91分、上り列車に至っては倍以上の122分もかかる。 岡山から琴平までは2019年に廃止された岡山発琴平行の普通電車なら108分だったが、アンパンマントロッコは上り列車は98分だが、下り列車は111分もかかり、普通列車よりも遅い。また、琴平行の下り列車は途中の児島駅でア◯パンマン列車がア◯パンマン列車に抜かれるという珍現象が起きる。

車内[編集]

1号車 (キクハ32-502)[編集]

トロッコ車両で窓がほとんど無く、このコロナのご時世に置いてしっかりと換気でき、三密回避ができる ア◯パンマンのラッピングが至るところまでされており、その数は未知数。
座席は木製のソファーとなっており、日本一座席の固い車両とも言われている。

2号車 (キロ185-26)[編集]

控え室。トロッコ車両に乗車出来ない区間や、雨天時はこの車両で待機することができ、1号車の座席番号と同じ駅に座ることができる。ただし、グリーン券を払っときながらも、座席はア◯パンマンとバ◯キンマンが描かれたボックスソファーの為、背面テーブルが無く、リクライニングも出来ない。

当初はキハ185-26であったが、2015年のリニューアル時にキロ185-26に改番された。

今後[編集]

キロ185は製造から30年以上を経過しており、そろそろ代替時期に迫る。しかし、走行区間が全線電化のため、キクハ32を電車と併結できるように改造し、控車を7200系あたりにするという手も想像に難くない。