アボカド
(アボガドから転送)
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アボカド(Avocado)とは、クスノキ科ワニナシ属の常緑高木、またはその木に実る果実のことである。
アボガドは間違いなので注意。現地語で「キンタマ」の意。
わが国には大正時代に渡来したが、当時はあまり普及せず、戦後になって普及した。樹高は6m~25mに達し、葉は楕円形で、枝先に密に互生する。円錐花序に淡い黄緑色の小さな花を咲かせ、花が終わると卵型の果実を実らせる。
この果実は生食としてサラダ、タコス、ハンバーガーなどに用いられる。果肉には脂肪分がおよそ16パーセント含まれている。このことから「森のバター」「バターフルーツ」とも言われている。この脂肪分はほとんどが不飽和脂肪酸であり、血中コレステロールを増加させる心配が少ないとされている。
エイブリー・コーマン作の小説『オー!ゴッド』で、「あれは失敗だった。種が大きすぎた」とボヤく場面があった。水耕栽培によって発芽するが、結実するまで大きくするには温室が必要で、日本では沖縄か小笠原でないと栽培しづらい。さらに、水がないと栽培しづらく、日本近辺だと臺灣あたりでないと商用作物としては栽培しづらさそうに思う。