アプリオリ

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アプリオリ(ラテン語:a priori)とは、哲学における考え方の一つ。対義語はアポステリオリ。直訳するとより先のものという意味である。欧米では演繹という意味であったが、現在は先天的なという意味になっている。一番簡単な言い方にすると当たり前の条件、前提という意味になる。なお、現在はいくつかの意味を持っているので、それぞれに分けて本項では解説する。

哲学[編集]

哲学においてアプリオリは2つの意味を持つ。

先天的[編集]

先天的、先験的なという意味で使われるアプリオリは、学ばずとも分かっていることを指す。言い方を変えてみれば、経験をせずとも理解していること。例えば、ゲスの極み乙女。のシングルである私以外私じゃないのなど。証明せずともそりゃそーだって言われるようなことを指す。

原因から結果を考える[編集]

結果から原因を考えることが生活においては多い。例えば、テストの返却時にはなぜこの問題を間違えたのか、などである。しかし、原因から結果を考えることも日常生活ではよくあることである。ピタゴラ装置がその典型的な例である。

一般的[編集]

一般的に使われるアプリオリは原因や明らかなことを指す。原因は先ほど述べた通りなので、ここでは明らかなことについて記載する。

明らかなこと[編集]

ここで言う明らかなこととは、証明せずともを伴ったものである。例えば、善い行いは正しいことである、のようなことである。

生物学的[編集]

生物学的なアプリオリとは、その動物にもともと備わっている特有の能力という意味である。この意味ではあまり使われることはない。例文として、人間二足歩行の容積の大きさはアプリオリであるといえる。