よみもの:パンと日本人

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さて、パンはご存知でしょうか。知っている、という声が聞こえたところで今回の話を始めます。


私は語り手の長崎優堂と申します。読み方は、ながさきゆうどう、ですね。たまに、長崎県を誘導してきたのか、という冗談だか皮肉だか悪口だか陰口だからを言ってくる人がいますが、私はただただ東京の杉並区出身の、何と言いましょうかね、先程の言葉を使わせて貰いまして「語り手」という職業ということにしときますか。


本題に入ります。

パンが日本に伝わってきたのはいつだと思いますか?

明治時代、黒船来航の後、ポルトガル人が来た戦国時代、などと様々な意見が寄せられますがね。まあ、これは諸説あるのでそんなに偉くは言えませんが、私は、弥生時代かと思うのです。

「そんな事無いだろう」という声が各々から来ますね。先程も言った通りこれは人の考え方次第です。なので、取り敢えず私の言い分を聞いてもらいましょう。

まず、小麦が日本に伝わったのは紀元前一世紀頃と考えられています。正に弥生時代真っ只中です。勿論、これだけで「パンが日本に来たのは弥生時代だ」とは言いません。メソポタミアで小麦という穀物が利用されはじめたのが紀元前二千年くらいは昔なので、日本に渡来するルートがあれば否定はできません。

少し話は逸れますが、縄文時代には既に、(「縄文時代」という名称の起源となった大森貝塚から知られるように)「石を使って料理をする」(黒曜石などの用いた鋭利な石(石刃器)や、ドングリなどを粉末状にして「あく」を覗いて料理をする、という行為が行われていたのは、大森貝塚の遺物から明らかです。そして、硬い物は石と石で擦り合わせて中身を出していました。例えば、小麦や大麦です。そして、何かを伸ばしたい場合は、例えば今で言えば溶かした鉄でしょうか。そういう物は石で引き延ばしていたそうです。生地のように。捏ねる技術も既にありました。焼く技術も当然ながら、あります。誤解しないで頂きたいのは、これらはあくまでパンの制作工程なだけで、これがパンが弥生時代に存在していた証拠にはならないことです。

ただし、「酵母による発酵」という過程を経ないと、現在では「パン」とは言いがたいため、当時のパンに山葡萄やサルナシなどを加えて発酵させたかどうかは明らかになっていないため、いまのところ憶測の域を出ません。

吉野ヶ里遺跡という場所が存在します。弥生時代後期から奈良時代にかけての情報の宝庫と呼ばれる遺跡です。ある時、吉野ヶ里遺跡の麻から乾燥した薄茶色の物体が発見されました。これは、鑑定の結果千八百年程前、つまり西暦二百年の物であることが分かりました。その成分は、「塩三パーセント、砂糖五パーセント、小麦五十パーセント、果実類が十五パーセント、ナッツ類も同じく十五パーセント、そして水分十二パーセント」(求む出典)でした。ここで、「実際のパンの成分と違うじゃないか」と話を先取りした上、認識した方がいるかもしれません。確かに、それは正しいです。私は二百程のパンのレシピを調べましたが、どれとも一致しませんでした。しかし、専門家の監修と料理人が実際に作ってみたところ、それは完成してしまったのです。それは、それは見事なフルーツパンだったと聞きます。まあ、私は現物を見ておらず、あくまで噂ですが。ですが、私も作ってみたところ、パンが焼き上がりました。私は子供の頃からどうにも料理が下手だったのでそんなに上手には出来ませんでしたが、完成はしました。

以上が、私の意見です。

これを的に批判して頂いても、肯定的に批判して勿論して頂いても構いません。しかし、これだけは覚えておいて欲しいのです。こういう考え方もあることを。

意見[編集]

「調べてみたけど嘘だった。誰だこんなの考えたやつ(自分であることには気付かない)。」という意見はあるが、否定する根拠はない。
湿潤温暖である日本においては、縄文末期に移入されたがあったため、小麦を栽培するよりコメを栽培したほうが反当り収量が一桁違う。「そのため駆逐されたという話ではないのか?」という仮説を否定するための根拠には乏しい。コメと大麦はグルテンを含んでいないので、パンには向かない。まず、「米粉だけで美味いパンが作れるか?」から問題にしよう[1]


脚注[編集]

  1. つーか吉野ヶ里遺跡って澱粉質といえばクリじゃなかったっけか。そこで小麦栽培が行われていたかどうかがまず問題だ。プラントオパールとかを調べることである程度推測はできるが、「塩三パーセント、砂糖五パーセント、小麦五十パーセント、果実類が十五パーセント、ナッツ類も同じく十五パーセント、そして水分十二パーセント」というのは怪しい。「塩三パーセント、糖分五パーセント、澱粉質五十パーセント、果実類が十五パーセント、ナッツ類も同じく十五パーセント、そして水分はおそらく十二パーセント程度」ではないだろうか。