よみもの:ドライアイスで飽きずに遊ぶ
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ドライアイス(二酸化炭素を十分に冷却して固体化し、生菓子等の保冷等の用に供されるもの)は、一般消費者にとって時折入手できる保冷剤である[1]。ドライアイスは非常に冷たく[2]、面白い挙動を呈すことがある。すなわち、空気中に放置すると表面で冷やされた水分が白煙として視覚的に認知できるようになったり、表面から絶えず昇華している二酸化炭素によりドライアイスと地面の間の摩擦が非常に小さくなったりする。
そんなドライアイスが我々[誰?]は大好きだ。手に入ればあらゆる娯楽の対象となる。ここではそんなドライアイスの遊び方を考えたい。
遊び方[編集]
ここで1つ問題がある。ドライアイスを用いた遊びは、単純なのだ。言い換えれば、飽きがきやすいものだ。さらに、ドライアイスの消費速度は娯楽に飽きるため十分なほど遅く、最後にはどう処理して良いかも分からない保冷剤の山を前に途方に暮れるのは自明である。そこで、飽きずに遊ぶため、より多くの遊び方を研究したい。
- ただ眺める
- 一番工夫がなく、かといって一番簡単なやり方は、ただ眺めることである。単純ではあるが、白煙を静かに吐き出し続けるドライアイスは、眺めていると神々しささえ感じさせるものなのだ。遊び疲れた折には、是非じっくりと眺めてみて欲しい。
- 水に入れる
- およそ一番オーソドックスな遊び方ではなかろうか。水没したドライアイスは水中でも激しく昇華し、二酸化炭素の泡をボコボコと吐き続ける。そして、水面には白煙が生まれ、行き場を探して雪崩のように、しかしゆっくりと流されていく。まるで空に浮かぶ雲が手元に降りてきたかのような光景に、おそらく10分ほどは見惚れてしまうだろう[3]。
- 地面や机を滑らせる
- 平らな面に置いたドライアイスは、昇華する二酸化炭素のため、摩擦が非常に小さい状態となる。この時ドライアイスに力を与えると、運動を始めるが、運動量はほとんど奪われず、そのまま平面上を滑っていく。まるでカーリングかアイスホッケーのような滑り具合は、ある種の快感さえ感じさせてくれる[4]。
やってはいけない遊び方[編集]
- ペットボトル爆弾を作成する
- ドライアイスが昇華するとその体積は1000倍以上に膨らむため、密閉すると爆発を引き起こすことがある。これを使えば手荷物検査に引っかからずにちょっとしたテロも可能になってしまうが、決してやってはいけない。発泡入浴剤で我慢して欲しい。
- 炭酸飲料を製造する
- 飲料にドライアイスを入れると微炭酸になるが、市販のドライアイスは食用を想定していないので飲んではいけない。また炭酸飲料を作ろうとして密閉した容器にドライアイスを入れたところ、上記の「ペットボトル爆弾」ができてしまい、爆発した容器の破片で怪我を負う事故が発生している。吹き飛んだキャップが目に当たって失明した事例も国民生活センターに報告されており、極めて危険である[5]。
- 上に虫を置く
- ドライアイスの上にダンゴムシやナメクジを置いてみる。けど、もしそんな事をしたら罰があたって凍傷を起こすかもしれない。
- この場合、どうしてもやりたかったらピンセットの使用を推奨する。
- 密室で遊ぶ
- 下にもあるが、酸欠になってしまうかもしれない。
注意[編集]
ドライアイスは非常に冷たいので、無闇に素手で触ると凍傷を起こす恐れがある。軍手や、ダイビングの足ヒレなどを使い、素手で触らないよう気をつけて欲しい。
また、ドライアイスから発生する二酸化炭素(気体)は、無闇に吸わないこと。酸欠などの恐れがあるため、換気をしっかりして遊んで欲しい。
本よみものの記述を試して何らかの受傷があっても、筆者及びエンペディアらは一切の責任をとらない(とれない)。